じゃあ、あんたが作ってみろよ
最終話 不器用な愛で、変われ!
12月9日(火)放送分
俳優の佐藤浩市さん、松本若菜さんが、妻夫木聡さん主演の10月期のTBS系日曜劇場「ザ・ロイヤルファミリー」(日曜午後9時)に出演することが、分かった。佐藤さんは人間味あふれる馬主役、松本さんは妻夫木さんの元恋人役を演じる。
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原作は早見和真さんの同名小説。税理士事務所を営む父のことを尊敬してきた栗須(妻夫木さん)だが、あることをきっかけに税理士としての挫折を味わい希望を見出せなくなってしまう。そんな中、馬主である山王耕造(さんのう・こうぞう)との出会いにより、突然止まってしまった人生が大きく動き出すことに……というストーリー。
佐藤さんが演じる山王は、人材派遣会社・株式会社ロイヤルヒューマンの創業社長で、競馬界では有名な馬主。典型的なワンマン社長でありながら、業界の先行きを見通す力にたけており、人とのつながりを大事にする一面を持ち、家族は二の次でどんどん馬にのめり込んでいく。熱く夢を追い続ける山王は、栗須の人生に大きな影響を与えていく重要な人物だ。
日曜劇場初出演の松本さんは、北海道日高地方の競走馬の生産牧場・ノザキファームを父と一緒に経営している野崎加奈子(のざき・かなこ)を演じる。栗須とは大学時代の元恋人で、10年ぶりに再会を果たすこととなる。
出演が決まった時は、ある意味ちょっと特化したドラマを日曜劇場でやられるんだなという期待と、頑張らなきゃなという気持ちになりました。僕が演じる山王耕造は、名は体を表すごとく、ある種の尊大さもありながら人間的にちょっと昔気質ではありますが非常に情熱がある男で、そこに魅力を感じてもらいたいと思う人物です。
僕は乗り手役として馬に関わることも40数年あり、多少危険な経験もしましたけど、馬との距離感の詰め方や、馬に乗る楽しさも感じていて、若い頃は競馬自体も随分やっていました。競馬における馬と人の関係性というものは、単純なベットゲームではないですし、馬も勝利を分かると思います。この物語では、ただ馬を生き物として利用することだけに価値を見出すという話ではない、ある種1歩も2歩も先を行った人間と馬との関係を、うまく表現できたらいいなと思います。競馬を分からない方や馬に乗ったことがない方にも楽しめるような、そういうドラマにしたいと思います。
日曜劇場に出演するのが夢の一つだったので、お話を伺った時は本当に嬉しかったです。台本を読むと、枠にとらわれない人たちの情熱が描かれていて、一気に読んでしまうほど面白く、撮影がとても楽しみになりました。私が演じる野崎加奈子は、北海道の日高地方にある生産牧場の娘に生まれ、大学進学のために東京に出て、そこで妻夫木さん演じる栗須と出会います。日高地方の牧場の人たちや馬がとにかく大好きで、芯が通った女性なのですが、どういうふうにこの物語に関わっていくのかというところも見どころになると思います。馬を愛する人たちが夢に向かって挑み続けた情熱にあふれた物語になっておりますので、ぜひご覧ください。
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