良いこと悪いこと
第8話 7人目、だーれだ?
12月6日(土)放送分
今田美桜さん主演のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「あんぱん」(総合、月~土曜午前8時ほか)の第110回が8月29日に放送された。同回では、天才マンガ家・手嶌治虫(眞栄田郷敦さん)の仕事場が登場し、その場面に映りこんだ名作マンガの原稿に、視聴者の注目が集まった。
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第110回では、新居に引っ越したのぶ(今田さん)と嵩(北村匠海さん)は、羽多子(江口のりこさん)と同居生活を始める。そんな中、嵩宛てにかかってきた電話に出た羽多子が、明日の朝までにラジオドラマの脚本を書き上げてほしいという依頼を引き受けてしまう。嵩は以前書いた短編の「やさしいライオン」をアレンジし、結末を変えて、30分のラジオドラマとして完成させた。
「やさしいライオン」は、母親を亡くしたライオンのブルブルと、お母さんがわりの犬のムクムクの親子の絆を描いたストーリー。翌日、このラジオドラマが放送されると、手嶌も仕事場でこの物語に耳を傾けていた。
この場面で、机に突っ伏している手嶌の姿が映り、机の上には「どろろ」と書かれた原稿があった。「どろろ」は、手嶌のモデルである手塚治虫さんが、1960年代に「週刊少年サンデー」(小学館)ほかで連載し、2007年には実写映画も公開された名作マンガ。戦国時代を舞台に、自分の体を取り返そうとする百鬼丸と少年・どろろの旅と戦いを描いた。なお、実写映画では、「あんぱん」で八木を演じる妻夫木聡さんが百鬼丸を演じ、主演を務めた。
この「どろろ」の原稿に反応する視聴者も多く、SNSでは「手塚先生(ドラマでは手嶌先生)どろろ描いててめっちゃ興奮しちゃった」「手嶌治虫の作業机にどろろの原稿あって最高だった」「『やさしいライオン』に号泣しているところにインサートしてくる『どろろ』のタイトル。架空の作品ではなくガチもんが出てくると心躍り感がパない」「手塚治虫先生がどろろを描いているという事は、水木しげる先生のゲゲゲの鬼太郎が大ヒットしていた頃か」「実写映画の主演は八木さんだったな」といった声が上がっていた。
今田美桜さん主演のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「あんぱん」(総合、月~土曜午前8時ほか)の新たな人物相関図が、ドラマの公式サイトなどで公開された。
9月22日に始まる最終週(第26週)「愛と勇気だけが友達さ」の相関図で、新キャラクターとして、TVプロデューサーの武山恵三(前原滉さん)の登場が予告された。
「あんぱん」は、「アンパンマン」を生み出したマンガ家、絵本作家のやなせたかしさん(1919年~2013年)と、暢さん(1918年~1993年)夫婦がモデル。何者でもなかった二人があらゆる荒波を乗り越え、“逆転しない正義”を体現した「アンパンマン」にたどりつくまでを描く、生きる喜びが全身から湧いてくるような「愛と勇気の物語」となる。
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