べらぼう:歌麿が“妻”を優美にリアルに描く? 愛する人に心こめて「針仕事」 物語とリンクした“一枚”を紹介

「べらぼうの世界 歌麿の“妻” 愛する人に心こめて」=NHK提供
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「べらぼうの世界 歌麿の“妻” 愛する人に心こめて」=NHK提供

 NHKの教養番組「浮世絵EDO-LIFE」では、同局の大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」(総合、日曜午後8時ほか)をより深く楽しむため、物語とリンクした浮世絵が毎週登場。9月12日は、午後6時からBSプレミアム4K、同11時50分からEテレで「べらぼうの世界 歌麿の“妻” 愛する人に心こめて」を放送する。

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 今回紹介するのは、喜多川歌麿が女性を優美にリアルに描いた「針仕事」。寛政6〜7(1794-95)年の作品だという。

 家族一緒に針仕事をする女性たち。江戸時代、縫い物は主婦の大切な仕事だった。普段は繕い物や、はぎれを使った小物作りが多いが、この日はちょっと特別。長い大きな布を広げ、新しく着物を仕立てている最中だ。高級な絹織物を手にしている妻は、夫のよそ行きを仕立てているのかも。そばにいる子供に目もくれず、愛する人のため心を込めて作ろうと、胸を躍らせているようで……。

 「歌麿の“妻” 愛する人に心こめて」は、2020年8月3日に初回放送された。

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