Nスペ:シリーズ未解決事件「下山事件」再放送 誰も解けなかった“戦後史最大の謎” 元諜報員が残した「最後の証言」とは

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 NHKスペシャルの“選”として、誰も解けなかった“戦後史最大の謎”「下山事件」を特集した番組「シリーズ未解決事件 File.10 下山事件」が、10月2日午後11時45からNHK総合で再放送される。シリーズ未解決事件の第10弾で、数百ページに渡る“極秘資料”を入手した取材班が、事件の知られざる姿に迫った。

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 1949年7月、国鉄職員10万人の解雇に関して労組と交渉中、忽然(こつぜん)と姿を消した下山定則国鉄総裁が、その後、無残な轢死体で発見されるも、自殺か、他殺かで大論争が起こり、その謎を誰も解けないまま迷宮入り。番組は、ドラマ(第1部)とドキュメンタリー(第2部)の2本立てで構成される。

 ドラマには、東京地検の主任検事として捜査を指揮することとなる布施健役で森山未來さん、朝日新聞の記者・矢田喜美雄役で佐藤隆太さんが出演。事件を追跡する中で、布施がたどり着くソ連のスパイと名乗る謎の男・李中煥(り・ちゅうかん)を玉置令央さんが演じる。怪事件の背後でうごめく大国の謀略。執念の捜査の結末は……。

 一方、ドキュメンタリーでは、検察が届かなかった事件の謎に独自取材で迫る。

 カギを握るのは、ソ連のスパイを名乗り、総裁暗殺への関与を告白した李中煥。機密文書から、李がアメリカの諜報組織の密命を受けていた可能性が明らかになる。反共秘密工作を担った“Z機関”の元諜報員が残した「最後の証言」。占領期の深き闇の奥で見えてきた真相とは……。

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