俳優の夏帆さんが10月4日、東京都内で行われたTBSの10月期ドラマの合同制作発表会「TBS DRAMA COLLECTION 2025 Autumn」に登場。連続ドラマ「じゃあ、あんたが作ってみろよ」（火曜午後10時、10月7日スタート）に出演する夏帆さんは、映画「天然コケッコー」（2007年公開）で父娘役で共演した佐藤浩市さんとの約20年ぶりに再会し、「ご一緒したときは中学生でした。大人になりました。成長しました」と感慨深げに語った。

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　キャスト同士による質問コーナーで、佐藤さんが夏帆さんに「元気か」と投げかけ、夏帆さんが「なんとか元気にやっております」と笑顔で返すと、佐藤さんは「それが聞けただけでも。20年ぶりに夏帆の笑顔を見てよかったと思いました」と父親のような顔を見せた。

　質問コーナーでは、「Snow Man」の向井康二さん発信で「セリフの覚え方」に関するトークが展開。「じゃあ、あんたが作ってみろよ」で夏帆さんとダブル主演を務める竹内涼真さんは「セリフ、どうやって覚えているんだろう……なんか湧いてきています。湧き水のように。そっち系ですね」と話した。その発言を聞いた目黒さんが「湧いていたら、それはもう脚本家ですよね（笑）」とツッコミを入れて、笑いを誘った。

　竹内さんがドラマで演じるのは亭主関白思考な海老原勝男。役作りについて聞かれた竹内さんは、「今回は役作りなんかを特別にすることはない。なんかもう内容はほぼ自分です。リンクしていて楽しいです。ぜひ見てください！」とアピールした。

　「じゃあ、あんたが作ってみろよ」は、谷口菜津子さんが電子コミック誌「comicタント」（ぶんか社）で連載中の同名マンガが原作で、「CREA夜ふかしマンガ大賞」1位、「このマンガがすごい！2025」オンナ編で4位に入った話題作。恋人のために手の込んだ料理を作り、“恋人ファースト”な山岸鮎美（夏帆さん）と、令和の時代には少し珍しい亭主関白思考な海老原勝男（竹内さん）は、大学時代から交際し、同棲にも慣れ、順調に思えていた。やがて、勝男は鮎美に完璧なプロポーズをするが、返事はまさかの「無理」。「料理を作る」というきっかけを通じて、“当たり前”と思っていたものを見つめ直し成長していく……というストーリー。

　イベントには、日曜劇場「ザ・ロイヤルファミリー」（日曜午後9時、10月12日スタート）に出演する妻夫木聡さん、松本若菜さん、佐藤さん、「じゃあ、あんたが作ってみろよ」に出演する青木柚さん、前原瑞樹さん、連続ドラマ「フェイクマミー」（金曜午後10時、10月10日スタート）に出演する波瑠さん、川栄李奈さん、中村蒼さんも出席した。