俳優の横浜流星さん主演のNHK大河ドラマ「べらぼう～蔦重栄華乃夢噺～」（総合、日曜午後8時ほか）。10月26日放送の第41回「歌麿筆美人大首絵」の予告では、高岡早紀さん演じる蔦重（横浜さん）の母・つよが「からまる」と口にするシーンがあり、視聴者の注目を集めている。

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　「べらぼう～蔦重栄華乃夢噺～」は64作目の大河ドラマで、日本のメディア産業やポップカルチャーの礎を築いたとされる蔦屋重三郎（略して“蔦重”）の生涯を描く。脚本は一昨年、NHKで放送され、大きな話題となった「ドラマ10『大奥』」などで知られる森下佳子さんが手掛けている。

　第41回では、蔦重が、処分を受けた須原屋（里見浩太朗さん）を訪ねると、須原屋は二代目に店を譲り引退すると言う。そして蔦重は、歌麿（染谷将太さん）と「婦人相学十躰」の売り出し方を思案する。そんな中、つよの体に異変が起きる。

　一方、城中では家斉（城桧吏さん）の嫡男・竹千代が誕生。定信（井上祐貴さん）は、祝いの場で突然、将軍補佐と奥勤め、勝手掛の辞職を願い出る。家斉や治済（生田斗真さん）は動揺するが……という内容。

　予告には「美人絵を世に出す蔦重」「母と息子と兄と弟」との文字が映し出され、つよが蔦重に「駿河屋さんからまだ聞かされてないのかい？」と話しかける姿に加え、“誰か”の背後で「からまる」と呼びかけるシーンも収められている。

　「からまる」とは、歌麿のかつての名前「唐丸」のように思えるが、字幕では「柯理」となっていて、蔦重の幼名だ。

　SNSでは「予告のおつよさんの『からまる』。1周目は唐丸＝歌麿だと思って見ていたが、字幕付けて見てたら柯理だった…字が違う」「からまる、歌麿の名でもあり、蔦重の幼少期の名でもありましたかね。おつよさん、誰を呼んだのか」「おつよさんと蔦重と歌麿の気持ちがクロスするのか。おつよさん、どっちのからまるに呼びかけてる？」「『からまる』って幼名で呼んだおつよさんの続きの言葉が気になる」「『からまる』おつよさんが呼ぶ。幼い蔦重を捨てていった内情が明らかになるのか！？　そこにまた地獄がご用意されてたりする！？」と視聴者も関心を寄せている。