べらぼうの世界:本編では蔦重の妻・ていが妊娠 浮世絵から読み解く、驚きの江戸の出産事情 不思議な点がいくつも?

「べらぼうの世界 出産後も座ったまま!驚きの出産事情」=NHK提供
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「べらぼうの世界 出産後も座ったまま!驚きの出産事情」=NHK提供

 NHKの教養番組「浮世絵EDO-LIFE」では、同局の大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」(総合、日曜午後8時ほか)をより深く楽しむため、物語とリンクした浮世絵が毎週登場。11月7日は、午後6時からBSプレミアム4K、同11時50分からEテレで「べらぼうの世界 出産後も座ったまま!驚きの出産事情」を放送する。

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 今回取り上げるのは、明和6(1769)年ごろに描かれた鈴木春信「婚礼錦貞女車 七 初産」。蔦重の妻・ていの妊娠にちなみ、江戸時代の独特の出産の様子を描いた貴重な一枚を読み解き、驚きの出産事情を紹介する。

 ある家で、「取上婆(とりあげばば)」(現在の助産師)、親族、近所の女性たちが総出で見守る中、出産が行われた。でも不思議な点がいくつも。赤ちゃんは立った姿勢で産湯につかっている。出産直後なのに、母親がイスのようなものに座っているのはなぜなのか。その横に“見張り役”がいるのは何のため……。

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