大和田獏:亡き両親の教えを語る「心配ばかりしていました」 妻・岡江久美子さんが亡くなったときも 「徹子の部屋」で

11月10日放送の「徹子の部屋」に出演した大和田獏さん=テレビ朝日提供
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11月10日放送の「徹子の部屋」に出演した大和田獏さん=テレビ朝日提供

 75歳の俳優、大和田獏さんが、11月10日放送の黒柳徹子さんの長寿トーク番組「徹子の部屋」(テレビ朝日系)に出演。両親の思い出などを語った。

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 兄で俳優の大和田伸也さんが芸能界に入った途端、黒髪だった父はあっという間に白髪になり、よほど心配したのだと感じた。その姿を見ていたため、自身が芸能界に入りたいと言いづらかったものの、話したところ、父は黙っていたという。だが、反対はされなかった。「お前が行きたい道ならば行け」「きちんと人間として生きていけ」と言われた。

 大和田さんは「父と母のおかげで自分があるとつくづく思います。父と母の生き方が自分の今の生き方のベースになっている」と語る。父は信仰心のあついクリスチャンだった。「人生は困難なことがいくつもある。そこで絶望することもある。でもその時に下を向くな、前を見ろ。遠くを見たらそこに希望の光が見えるから、それを信じていけ」とよく言っていた。それが「自分の座右の銘みたいになっている」と話す。

 母は明るい人だった。「いつも笑ってろ。悲しい時もつらい時も笑ってろ。つらい時に泣いてたら、つらい人しか集まってこない。笑ってると幸せな人が寄ってくるから、幸せを分けてもらえる。つらい時でも笑顔でいられる人間になりなさい」と言われた。その母は98歳11カ月で亡くなった。70歳の時に夫を亡くし、その後ずっと一人暮らしだった。「僕らは心配して、一緒に住まないかと言ったんですけれど、お前たちに迷惑かけたくないから、私はこっちの方がいいからって、ずっと一人を通した」という。

 体が弱ってきて施設に入り、コロナになって面会ができなくなり、電話をかけていた。妻の岡江久美子さんが亡くなった時、母が心配しないようにと内緒にしていたが、電話をかけると知っていた。「僕のことを心配してくれて、あんないい子は(いない)、いい子だったのにと言って、お前は元気か、元気出せよ、お前が元気でなきゃ彼女が泣くからね」と言われたことを明かした。

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