ばけばけ:ヘブンとの結婚を家族に打ち明けられないトキ じれったい対応が続く中、視聴者がクギヅケになった場面は? 第67回の注目度データ

連続テレビ小説「ばけばけ」のロゴ (C)NHK
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連続テレビ小説「ばけばけ」のロゴ (C)NHK

 高石あかりさん主演のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「ばけばけ」(総合、月~土曜午前8時ほか)の第67回(1月6日放送)で、視聴者を最も引き付けた場面はどこだったのだろうか? テレビの前の視聴者が画面にクギヅケになっていた割合を示す「注目度」(REVISIO社調べ、関東地区、速報値)の1分ごとの推移を調べたところ、最高値は午前8時11分の67.3%だった。

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 「ばけばけ」は113作目の朝ドラ。ヒロインの松野トキと、その夫となるレフカダ・ヘブンのモデルは、松江の没落士族の娘、小泉セツと、「怪談」などの著作で知られるラフカディオ・ハーン(小泉八雲)だ。ドラマの中では大胆に再構成し、登場人物名や団体名などは一部改称してフィクションとして描くという。

 ◇“とんでもない問題”を思い出したトキ

 第67回は、ヘブン(トミー・バストウさん)と婚約したトキ(高石さん)が、どうやって家族に許しを得ようかと考えるうち、月20円の給金というとんでもない大問題もあることに気付く。トキはヘブンの女中として働き、松野家の借金を返済するだけでなく、給金の半分の10円を三之丞(板垣李光人さん)に渡し、実母のタエ(北川景子さん)と三之丞を支えてきた。もし給金が途絶えてしまうと、影響は大きいのだ。

 松野家の家族に対しても、ヘブンに対しても、なかなか本当のことを切り出せないトキはおかしな行動をとらざるを得なくなる。事情が分かっている視聴者には、喜劇にしか見えない楽しい回だが、当事者にはそんな余裕はないだろう。

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 ただ、テレビの前の視聴者のうち、画面に視線がクギヅケになっていた人の割合を示す「注目度」は、序盤がやや低調に推移した後、中盤で60%台後半に達する時間もあったものの、終盤は急激に低下してしまった。全体的にあまり注目度が上昇することなく終わってしまった感じの回だ。

 ◇ヘブンとの結婚を、トキは家族に話せるか?

 注目度が60%台後半に達したのは大きく2回。まず1回目は午前8時6分の66.4%だ。ヘブンらと出雲大社などを巡った後、ヘブンの自宅を経由し、松野家に戻ったトキ。どうやって切り出すべきか悩み、家の前をうろちょろしていたが、心を決めて家の中に入る。

 トキが帰宅して間もないあたりからが午前8時6分台。いよいよ家族との会話が始まり、いつ切り出すのか、視聴者の関心も高まったのかもしれない。滞在記がまとまると、松江を離れるかもしれないと心配する司之介(岡部たかしさん)がそのことをトキに尋ねると、トキは少し悩んでから「やっぱり、(松江に)おるみたい」と答える。給金が途絶える心配はなくなったと安心した司之介は「なしてじゃ?」とさらに聞くあたりまでで6分台は終わる。。

 松江を離れない気になったのは、トキとの結婚するから。まさかいきなり、そのことを明かすわけにはいかないトキはあせり始める。「思い出しちょるけん」「えーとね」などと言いながら時間を稼ぎ、決心して話そうと顔を司之介に向けた途端、母親のフミ(池脇千鶴さん)が「まあ、いいじゃないですか。わけがなんであれ、帰らんのなら、おトキは女中を続けられるし」と口をはさみ、トキは言い出せなくなる。午前8時7分以降はそんな楽しい展開だが、物語に進展がないせいか、注目度はやや下がっていく。

 ◇いらだつヘブン あせるトキ

 再び注目度が60%台後半に届いたのは、午前8時11分のこの日の最高値67.3%と、続く12分の67.0%。夜、トキが家族に話したと思っているヘブンは、自分は執筆が残っているので先に寝ていいと伝える。家族に言い出せていないトキは、ヘブンの様子をうかがい、こっそり家に帰ろうとする。それに気づいたヘブンはトキに「マダ……イウ、ナイ? カゾク……」「ナゼ、イウ、デキナイ? イジンダメ? ヘブンダメ?」と問いかけ、「好きにすればいい」といら立ちを募らせる。そんなヘブンとトキのやりとりが、第67回のピークだった。

 翌朝、ヘブンはトキに「行ってきます」と言うことなく、錦織(吉沢亮さん)と出勤。ヘブンの反応に衝撃を受けたトキは、すぐに松野家に走って帰ると、家族に「言います!」と言い放った場面で、幕を閉じた。ラストはなかなか驚きの急展開だったが、注目度は下降したままだった。

 いよいよ次回の第68回はトキが家族にヘブンとの結婚を打ち明けそう。特に異人嫌いの勘右衛門がどういう反応を示すのだろうか。勘右衛門の登場シーンは注目度が上がる傾向があり、注目度の反応も楽しみだ。

 活用したデータは、関東の2000世帯、関西の600世帯で番組やCMの視聴状況を調査しているREVISIO社が公表している独自指標の「注目度」(関東地区、速報値)。人体認識センサーを搭載した専用機器でテレビ画面に視線を向けているかを常に計測し、テレビの前にいる人のうち、番組を注視していた人の割合を算出している。(文・佐々本浩材/MANTAN)

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