冬のなんかさ、春のなんかね
第10話(最終回) 冬の晴れた日に
3月25日(水)放送分
俳優の高石あかりさん主演のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「ばけばけ」(総合、月~土曜午前8時ほか)の最終回(3月27日放送)で、視聴者を最も引き付けた場面はどこだったのだろうか? テレビの前の視聴者が画面にクギヅケになっていた割合を示す「注目度」(REVISIO社調べ、関東地区、速報値)の1分ごとの推移を調べたところ、最高値はラストシーンに当たる午前8時14分の71.5%だった。
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「ばけばけ」は113作目の朝ドラ。ヒロインの松野トキと、その夫となるレフカダ・ヘブンのモデルは、松江の没落士族の娘、小泉セツと、「怪談」などの著作で知られるラフカディオ・ハーン(小泉八雲)だ。ドラマの中では大胆に再構成し、登場人物名や団体名などは一部改称してフィクションとして描くという。
最終回(第125回)は、トキ(高石さん)が、司之介(岡部たかしさん)とフミ(池脇千鶴さん)に見守られながら、丈(杉田雷麟さん)にヘブン(トミー・バストウさん)との思い出を語っていく。そしてトキが語った言葉は「思ひ出の記」という1冊の本にまとまる。
テレビの前の視聴者のうち、画面を注視していた人の割合を示す「注目度」は、ほとんどの時間帯で50%台後半~60%台前半で推移する、やや低調な状況が続いた。ただ、終盤に一度だけ、70%超えの大きな“山”ができた。
トキが思い出を語るうち、トキが「フロックコート」を「フロッグコート(カエルコート?)」と勘違いしていたことが判明。自分がヘブンを縛り付けていたと、自分を責めるトキだったが、このことを機に過去の見方が変わっていく。フミの「たあいもない、ほんにたあいもない、素晴らしな毎日だっただない」という言葉が、まさに2人の生活をぴったり言い当てている。「ばけばけ」の全編がそんな物語だった。
最終週、自分を責め続けたトキがようやく、立ち直りを見せる重要な場面。午前8時5分~6分あたりなのだが、注目度は61.2%と58.9%と逆に下降気味でまったく上昇の気配を見せない。
ようやく少し上昇したのは午前8時10分の67.9%。
「『KWAIDAN』は二人の死後 世界中で大ベストセラーになった」
「トキが語った言葉は 『思ひ出の記』 という一冊の本になった」
テロップでその文字が流れた後、勘太は弟の勲のため本棚の「思ひ出の記」を開き、読んであげる。本を開いた瞬間、主題歌が流れ始める。映像は、初回からの「ばけばけ」の物語を振り返る形で写真がスライド上映されるという趣向だ。
そんな展開が始まった午前8時10分台に、注目度が急上昇したが、主題歌が流れていた続く午前8時11分以降は64%台まで低下する。いつものオープニングは50%台なので、相当高い方で、下がったとはいえ、最終回のエンディングが近づいたこともあり、視聴者は引き続き画面に集中していたといえる。
主題歌の演奏が終わった後のラストシーンは、ロウソクがともった暗い部屋で向かい合って座るトキとヘブンが登場する。トキが「これが、私トキの話でございます」と告げると、ヘブンは「ママサン、スバラシ」と返す。トキは「パパさん、お散歩行きましょうか?」と笑顔で誘い、ヘブンも「はい」とうなずく。トキがロウソクを吹き消し、暗い画面の中、夫婦のたわいもない会話のやり取りが流れ、物語は幕を閉じた。
そんなラストシーンが始まった午前8時13分(69.8%)にはいきなり注目度が5ポイントジャンプアップ。散歩に出かける2人が立ち上がって部屋から出ていくあたり以降の午前8時14分台はこの日の最高値71.5%を記録した。戻ってきたトキがロウソクを吹き消し、画面は真っ暗になるが、「ドコニ、サンポスル?」「え~、お寺?」「ウン!」「うん?」「スキップ、シマショウカ」「ここで?」などと2人の会話は続く。
「ばけばけ」の物語のラストで、トキが「これが、私トキの話でございます」と語る。そうすると、死後の2人がまた再会し、ヘブンの死後の話も含め、「トキの話」を聞かせたのだろうか。さまざま想像がふくらむ場面だった。
さらに映像が真っ暗になり、画面中央に「ばけばけ」のロゴが出るだけの真っ暗な映像で続く2人の会話劇。ラジオドラマのような、絵のない会話は2人の様子を想像させ、非常に楽しい体験だった。
自分を責め続けるトキの様子に、これで最終回は丸く終わるのだろうか? 一体、どんな終わり方をするのだろう? そんな心配の声もあった。そんな懸念を吹き飛ばし、視聴者をしっかりつかんだラストシーンだったことが注目度からもわかる結果だった。
活用したデータは、関東の2000世帯、関西の600世帯で番組やCMの視聴状況を調査しているREVISIO社が公表している独自指標の「注目度」(関東地区、速報値)。人体認識センサーを搭載した専用機器でテレビ画面に視線を向けているかを常に計測し、テレビの前にいる人のうち、番組を注視していた人の割合を算出している。(文・佐々本浩材/MANTAN)
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