風、薫る:炊き出しの現場で異常事態発生! 視聴者が最もクギヅケになったのはどの場面? 第16回を「注目度」で振り返る

連続テレビ小説「風、薫る」のロゴ (C)NHK
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連続テレビ小説「風、薫る」のロゴ (C)NHK

 俳優の見上愛さんと上坂樹里さんがダブル主演を務めるNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「風、薫る」(総合、月~土曜午前8時など)の第16回(4月20日放送)で、視聴者を最も引き付けた場面はどこだったのだろうか? テレビの前の視聴者のうち画面にクギヅケになっていた人の割合を示す「注目度」(REVISIO社調べ、関東地区、速報値)の1分ごとの推移を調べたところ、ピークは午前8時6分の66.6%だった。

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 「風、薫る」は、大関和(おおぜき・ちか)と鈴木雅(すずき・まさ)という2人のトレインドナース(明治時代に正規に訓練された看護師)をモチーフに、同じ看護婦養成所を卒業した2人が、患者や医師たちとの向き合い方に悩み、ぶつかり合いながらも成長し、やがては“最強のバディー”になっていく姿を描く。見上さんが一ノ瀬りん、上坂さんが大家直美を演じる。

 ◇捨松がトレインドナースにならないかと提案

 第16回は、直美(上坂さん)が捨松(多部未華子さん)たちと炊き出しに向かうと、偶然、同じ場所で吉江(原田泰造さん)とりん(見上さん)も炊き出しに来ていた。そんな中、炊き出しを食べた1人の男の子が突然、体調を崩す。感染症を疑い、誰も助けようとしない中、りんと直美はとっさに子供に駆け寄る。そんな2人の姿を見た捨松は、2人を自宅に呼び寄せ、トレインドナースにならないかと提案する。

 テレビの前の視聴者のうち、画面を注視していた人の割合を示す「注目度」は、中盤で一度、“山”を作ったものの、全体的に低調。60%を下回る時間帯も多く、視聴者を強く引き付ける場面もほとんどなかった。

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 ◇ピークは吐き気を訴えた少年にりんと直美が駆け寄った場面

 注目度が大きく上昇したのはピークとなった午前8時6分(66.6%)の一度だけ。炊き出しの食事を食べ始めた少年が突然、うずくまると、吐き気を訴え始めるあたりからの場面だ。「コロリかしら?」という声も上がり、周りの人々は一斉に少年と距離を取り始めるが、りんは「だいじ?」とすぐに少年に駆け寄る。「気持ち悪い?」「お熱はどうかな」と聞いていると、直美も水とおわんを持って、少年の元へ。直美から、水を入れたおわんを受け取ったりんは少年に飲ませようとするが、捨松は「Stop it!」とそれをやめさせる。「むやみに手を触れては危険です。気を付けなさい」と注意する捨松に、2人とも「すんません」「すみません」と謝るあたりまでが6分台だ。

 後でわかるのだが、捨松はアメリカの学校でナースの訓練を受けているため、看護や衛生に関する知識があったのだ。少年に対する2人の姿勢を見た捨松は、日本にナースの養成所ができるため、そこでトレインドナースにならないかと2人を誘う場面へと続いていく。ただ注目度は緩やかに下がっていく。

 ナースの報酬を直美に聞かれた捨松が、アメリカでは月収が30円ほどだと説明した午前8時13分(61.9%)に小さな“山”を作ったが、そのまま上昇することなくエンディングを迎えた。

 活用したデータは、関東の2000世帯、関西の600世帯で番組やCMの視聴状況を調査しているREVISIO社が公表している独自指標の「注目度」(関東地区、速報値)。人体認識センサーを搭載した専用機器でテレビ画面に視線を向けているかを常に計測し、テレビの前にいる人のうち、番組を注視していた人の割合を算出している。(文・佐々本浩材/MANTAN)

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