米アカデミー賞女優のジェニファー・ローレンスさん主演の人気シリーズ4作目にして最終章「ハンガー・ゲーム FINAL:レボリューション」(フランシス・ローレンス監督)が20日から公開される。2012年公開の1作目、13年公開の2作目、日本では今年6月に公開された3作目「ハンガー・ゲーム FINAL:レジスタンス」(14年)と続いてきた同シリーズだが、世界同時公開の今作をもって、ついに完結する。数々の問題が決着するとともに、最終話にふさわしい幕切れが用意されている。
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前作の最後で、政府軍から救出されたものの洗脳によってカットニス(ローレンスさん)を敵と認識、彼女に襲い掛かったピータ(ジョシュ・ハッチャーソンさん)。そんな彼を、なんとか正常に戻そうとするヘイミッチ(ウディ・ハレルソンさん)ら反乱軍のメンバーたち。そんな状況の中、政府軍との戦いによって一般市民の犠牲者を増やすことに心を痛めるカットニスは、もはや、悪政を敷くスノー大統領(ドナルド・サザーランドさん)を倒すしかないと考え、彼の暗殺を決行しようとする……というストーリー。
前作は、心理描写に重きが置かれ、このシリーズ特有のゲーム的要素に欠け、正直なところ物足りなさを覚えた。ところが今回はさすがの最終話。首都キャピトルに突入していくカットニスら特殊チームを数々のわなが待ち受け、それをかいくぐりながら中心部へ向かう様子は、まさに劇中でフィニック(サム・クラフリンさん)がいう「第76回ハンガー・ゲーム」そのもの。半面、登場人物の人間模様もそつなく描かれており、ピータが自分を殺しかけたことに深く傷つき、記憶が曖昧な彼に「愛している」といいたくても心にセーブがかかっていえないカットニスの苦悩する姿に胸が痛み、そんな2人のやりとりを複雑な心境で見つめるゲイル(リアム・ヘムズワースさん)の瞳が、また切なさを誘った。さらに、コイン首相(ジュリアン・ムーアさん)とその右腕プルターク(フィリップ・シーモア・ホフマンさん)のツーショットには、ホフマンさん亡きあと、その貴重な映像に思わず目頭が熱くなった。そして何より、この手のアクションアドベンチャーの爽快な幕切れとは異質の、緩やかかつふくよかなエンディングで、心にしみる幕切れに、魂が浄化されたように感じた。20日からTOHOシネマズスカラ座・みゆき座(東京都千代田区)ほか全国で公開。(りんたいこ/フリーライター)
<プロフィル>
りん・たいこ=教育雑誌、編集プロダクションを経てフリーのライターに。映画にまつわる仕事を中心に活動中。大好きな映画はいまだに「ビッグ・ウェンズデー」(78年)と「恋におちて」(84年)。
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