吉田類:話題の酒場ライターが「下町ロケット」でドラマ初出演 「ひたすら夢中でチャレンジ」

TBS系の連続ドラマ「下町ロケット」最終回に出演が決まった吉田類さん=TBS提供
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TBS系の連続ドラマ「下町ロケット」最終回に出演が決まった吉田類さん=TBS提供

 俳優の阿部寛さんが主演を務める連続ドラマ「下町ロケット」(TBS系)の最終回(20日放送)に、 BS-TBSの人気番組「吉田類の酒場放浪記」でおなじみの“酒場ライター”吉田類さんが出演することが11日、明らかになった。吉田さんがドラマに出演するのは初めてで、後半パート「ガウディ計画編」から主人公のライバルとして登場している小泉孝太郎さん扮(ふん)するサヤマ製作所2代目社長・椎名直之の亡くなった父・直久を演じる。

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 直久は、一代でサヤマ製作所を興した初代社長で、強引な手法で仕事を取っていく椎名のスタイルのルーツになった人物として描かれる。最終回では椎名が父・直久から受けた影響も明らかにされるといい、吉田さんは「ただひたすら夢中でチャレンジさせてもらいます。とにかく人生で初めてのことです。未知の惑星に降り立つような緊張感と期待感に心ときめかせております」と心境を明かしている。

 また“酒場ライター”としてドラマの舞台となっている「下町」とはなじみ深く、吉田さんは「下町の小さな工場が実は世界の先端技術の一翼を担っていることは僕たちの誇り。『酒場放浪記』でも数多くの下町工場におじゃまさせてもらっています。そんな下町パワーを応援させていただけたら」とコメントしている。

 同ドラマの伊與田英徳プロデューサーは「ひょうひょうとしながらも芯の強い語りが脳裏に染みついて離れない。自然体なのに、この説得力はどこから来るのだろうかと思っておりました」と吉田さんの印象を語り、「その芯の強さ、説得力が、椎名の父親役に合うように思えて、思い切ってオファーしてみました。どんなふうに、この役と向き合ってもらえるのか、わくわくしています。私が、今、最もお会いしたい方です。楽しみです」と期待を寄せた。

 「下町ロケット」は、池井戸潤さんの直木賞受賞作が原作。主人公・佃航平(阿部さん)は自分が開発したエンジンを搭載したロケットの打ち上げに失敗し、責任を取るために退職を余儀なくされ、父親が残した工場「佃製作所」を継ぐことになるが……というストーリー。11月22日放送の第6話からは、池井戸さんの最新刊「下町ロケット2 ガウディ計画」が原作で、医療分野も扱う「ガウディ計画編」に突入している。娘の利菜役で土屋太鳳さんも出演している。毎週日曜午後9時放送。

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