俳優の鈴木亮平さんが主演する2018年NHK大河ドラマ「西郷(せご)どん」の新キャストとして、渡辺謙さんが主人公・西郷隆盛の生涯の師となる島津斉彬(しまづ・なりあきら)役で出演することが27日、明らかになった。渡辺さんがNHK大河ドラマに出演するのは、2001年の「北条時宗」で時宗の父・時頼を演じて以来17年ぶり。
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ついにクライマックス!「不適切にもほどがある!」
渡辺さんはNHK大河ドラマに、デビューして間もない1984年の「山河燃ゆ」に出演、87年には「独眼竜政宗」で主役を演じ、「俳優としての基礎を育てていただいた『大河ドラマ』に恩返しさせていただく機会をいただきました」と意気込んでいる。
また、渡辺さんは役どころについて、「鹿児島で絶大な人気を持つ斉彬公ですが、彼の苦悩、無念、希望、勇気、さまざまな思いを感じながら、生きていこうと思っております」とビジョンを語っている。斉彬の異母兄である島津久光役で青木崇高さん、斉彬の側室・喜久役で戸田菜穂さん、斉彬の側近・山田為久役で徳井優さんが出演。語りは女優の市原悦子さんが担当することも発表された。
新キャストについて、制作統括の櫻井賢さんは「日本を代表するものすごい才能に結集いただきました。才能と才能がぶつかり合う中、どんな物語が生まれてくるか、私もすでに視聴者の一人として、身震いするほどワクワクしております」と語り、渡辺さん演じる斉彬について、「西郷の生涯を生き抜く鈴木亮平さんが、俳優として、西郷どんとして、その大きな背中を追いかけ、大いにぶつかり合い、撮影現場に虚実ない交ぜの“師弟関係”が生まれ、大河ドラマ『西郷どん』に力強いエネルギーがあふれ出すことを期待しています」とコメントを寄せている。
「西郷どん」は、明治維新から150年となる18年に放送される57作目の大河ドラマで、維新の立役者の一人として知られる西郷隆盛が主人公。薩摩の貧しい下級武士の家に生まれた西郷隆盛(小吉、吉之助)の愚直な姿にカリスマ薩摩藩主・島津斉彬が目を留め、西郷は斉彬の密命を担い、江戸へ京都へと奔走する。勝海舟、坂本龍馬ら盟友と出会い、革命家へと覚醒し、やがて明治維新を成し遂げていく……という内容。
原作は人気作家・林真理子さんの「西郷どん!」で、脚本はNHK連続テレビ小説「花子とアン」やテレビ朝日系の人気ドラマ「ドクターX」シリーズなどの中園ミホさんが担当する。放送は18年1月7日から、全50回を予定している。
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