桜田門外の変:3年前の「西郷どん」をプレーバック 井伊直弼役は佐野史郎、30秒の超高速に驚きの声?

2018年の大河ドラマ「西郷どん」で井伊直弼を演じた佐野史郎さん
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2018年の大河ドラマ「西郷どん」で井伊直弼を演じた佐野史郎さん

 俳優の吉沢亮さん主演のNHK大河ドラマ「青天を衝(つ)け」(総合、日曜午後8時ほか)第9回「栄一と桜田門外の変」が4月11日に放送される。予告編には「井伊を斬れ!」「そして、その時を迎える!」といった文字が躍り、岸谷五朗さん扮(ふん)する井伊直弼が、雪の上に横たわる姿も映し出され、副題の通り「桜田門外の変」が描かれる模様だ。同じ幕末の動乱期にスポットを当てた大河ドラマといえば、2018年の「西郷(せご)どん」が記憶に新しいところ。果たして、3年前はどのような「桜田門外の変」だったのか……プレーバック!

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 「青天を衝け」と登場人物が重なっている「西郷どん」で、大老・井伊直弼を演じたのは佐野史郎さん。その最期を描いた「桜田門外の変」は、第20回「正助の黒い石」(2018年5月27日放送)に登場した。

 第20回は、薩摩では幕府や藩政に対して藩士たちの不満が高まる中、島津斉興(鹿賀丈史さん)が亡くなり、久光(青木崇高さん)が国父として藩の権力を握る。薩摩を変えたい大久保正助(瑛太さん)は、久光に急接近。少しずつ信頼を得ていく。しかし、有馬新七(増田修一朗さん)らは、正助のやり方が気に入らず、対立を深めると、脱藩を口にする者が続出。正助はなんとか仲間の暴走を水際で防ぐことに成功するが、江戸では、井伊直弼(佐野さん)が桜田門外で水戸の脱藩浪士らに襲われ、命を落とす……と展開した。

 「桜田門外の変」は、妻の愛加那(二階堂ふみさん)と大島で幸せに暮らす西郷吉之助(鈴木さん)の元に、井伊直弼が暗殺されたことを伝える文が届いたところからスタート。突如、島の浜辺に駕籠(かご)が出現すると、その場はたちまち江戸の桜田門外へと様変わり。雪が舞い散る中、一人の浪士が駕籠から井伊直弼を引きずり出すと、「天誅(てんちゅう)!」と叫び声を上げ、斬り殺した。

 シーンとしてはわずか30秒足らずで、視聴者から「桜田門外の変、短かっ!」「随分とあっさり」「あっさりし過ぎ」「超高速」など驚きの声が上がったほか、前年の大河ドラマ「おんな城主 直虎」で井伊家の先祖・直虎が主人公だったことことから、「なんか複雑」「いろいろと切ない」などの意見も見られた。

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