「週刊少年ジャンプ」(集英社)で連載中の田畠裕基さんのマンガが原作のアニメ「ブラッククローバー」の新作劇場版アニメ「映画『ブラッククローバー 魔法帝の剣』」が6月16日に公開され、Netflixでも世界独占配信される。原作者の田畠さんが総監修、キャラクター原案を担当し、オリジナルストーリーが展開される。原作では明かされなかった魔法帝の物語が描かれ、4人の“最凶の魔法帝”が復活する。同作はテレビシリーズが、2017年10月~2021年3月に放送され、主人公・アスタ役の人気声優の梶原岳人さんにとって初主演作となった。梶原さん、アスタのライバル・ユノ役の島崎信長さんに「ブラッククローバー」への思い、新作について聞いた。
◇激しい戦いに全身が筋肉痛
--強力な魔法帝が4人も出てくることが話題になっています。
島崎さん 魔法帝は、アスタとユノがずっと目指している存在です。それが4人も出てくる! しかも4人共、強いんです! 相手が強ければ強いほど、挑む僕たちがしっかりしないと、相手の強さも輝きません。僕たちは、試されていますし、挑戦者でもあるので、いい形で高め合っていければと思いました。
--台本のボリュームもすごかったようです。
梶原さん アスタでこれをやるのは大丈夫かな……となりました。ずっと声を張っていました。
--激しい戦いが描かれます。
島崎さん 魔法帝が4人もいますからね。
梶原さん 限界を超えざるを得なかったです。人生で一番くらい大変で、全身が筋肉痛になりました。関さん(先代魔法帝のコンラート役の関俊彦さん)と2人で収録したシーンは、孤軍奮闘の状況で、自分との戦いでもありました。
島崎さん こっちも団長が集まっているから、強いんだけど、やっぱり敵も強い。ユノもみんなで協力して、力を合わせて、立ち向かいます。ユノの成長を感じるところもあって、熱いですね。
--ユノはクールなキャラクターですが、熱さもあるキャラクターで、島崎さんの演技はそのバランスが絶妙です。
島崎さん 最初から演技の幅を広くしていました。ユノはクール系のキャラではありますが、クールな人にも喜怒哀楽がありますし、どんな時でもクールだったら面白くありません。最初から意外に声を張っていますし、幅を広くすることやゆらぎを意識していました。その積み重ねがあるんです。
◇島崎信長さんには絶対に追いつけない
--テレビシリーズで積み重ねたものがあるからできるものもある?
島崎さん 今回は、コロナ禍の収録ということもあり、全員でコミュニケーションを取ることは難しかったのですが、積み重ねてきたからできたところもあります。
梶原さん 周りの人がイジってくれますし、いやすい空気感があります。
--「ブラッククローバー」は、梶原さんの初主演作でした。放送がスタートしてから約6年がたちますが、成長してきたのでは?
梶原さん 僕はまだまだです。今回は自分の限界を超えるという課題があって、今の最大限の力で、がむしゃらに一番いいものを出し切りたいと思っていました。テレビシリーズの最初の頃、何も知らなかった時のがむしゃらさを出すのは難しいところもあるのですが、今だからこそ、そこに立ち返ることができるかもしれません。初心を思い出しながら、ごちゃごちゃ考えずに、向き合いました。
--島崎さんが感じる梶原さんの変化、成長は?
島崎さん テレビシリーズは、ユノが登場しない期間もあって、ちょっと久しぶりに会ったら、変わった!と感じることもありました。毎週見ていたら分からないような変化にも気付くんです。がっくん(梶原さん)は、こうしたい!という明確な思いがあるんだけど、シャイなところがあるから、あんまり口にしない(笑い)。でも、雰囲気で感じるんです。今は苦労しているのかな? 今はいい状態なのかな?というのを見てきて、変化を感じていました。ただ、本気で向き合っているところは変わっていません。
梶原さん 現場の皆さんや先輩方からたくさん学ばせていただいて、前よりも考えることが増えたように思います。
--梶原さんにとって島崎さんはどんな存在になっている?
梶原さん ずっと先にいる存在です。僕に見えない場所が、信長さんには見えています。追いかけるけど、その先に行ってしまうので、絶対に追いつけない。すごく刺激をいただいています。ありがたいことに、掛け合いを一緒にできると、自分の足りないことに気付いたり、こういうやり方があるんだ……と勉強させていただいたりしています。やっぱり自分だけでは強くなれないので、一緒だから分かることがいっぱいあります。
※注:島崎信長さんの「崎」は立つ崎(たつさき).
テレビアニメ「ブラッククローバー」は、新人声優の梶原岳人さんが主人公のアスタ役に抜てきされたことも話題になっている。マンガ誌「週刊少年ジャンプ」(集英社)で連載中の田畠裕基さんのマンガが原作。初主演の梶原さんは「アスタは新人として(魔法騎士団)黒の暴牛に入団する。自分の境遇に似ているところもあります。僕は、アスタと一緒に成長していかなればいけない」と話す。梶原さん、アスタのライバル・ユノ役の島崎信長さん、黒の暴牛でアスタの同期、ノエル・シルヴァ役の優木かなさんにアフレコの様子、作品への思いを聞いた。
◇梶原岳人、緊張でおなかが痛くなり…
--出演が決まった際の率直な感想は?
梶原さん 最初に聞いた時は全然実感がわかなかった。アフレコしている時も自分のことかな?と夢のようでした。PVを見て実感しました。
島崎さん 王道な剣と魔法のファンタジーが好き。風属性も好きで、自分の能力を妄想する時も風属性なんです。(風属性の)ユノに決まってうれしかったですね。
優木さん 絶対にやりたい!と思ったキャラクターなので、号泣でした。昔からジャンプを愛読していたので、ヒロインをやらせていただいて夢のようです。
--梶原さんは初主演ということでプレッシャーはあるのでは?
梶原さん プレッシャーが大きいですね。作品を背負うことについてよく考えています。僕は、アスタと一緒に成長していかなればいけない。自分にプレッシャーをかけているところもあります。その方が役に集中できるので。毎週、緊張していて、おなかが痛くなったこともありました。まだまだ慣れるまで時間がかかりそうですね。
◇優木かなは意外に天然?
--演じる際に意識していることは?
梶原さん コメディーとシリアスの演じ分けを考えています。アスタは新人として黒の暴牛に入団する。自分の境遇に似ているところもあります。僕の素直な気持ちと重ねることも意識しています。
島崎さん クールなだけでなく、熱さがあったり、そこを膨らませることも考えています。ユノは、アスタのライバルというだけの存在ではない。アニメのユノは、序盤からもう一人の主人公としても描かれています。そこも意識しています。
優木さん ノエルちゃんは、素直で優しい子。お話の中でもどんどん成長しているので、私も役者として成長して、いいものにできれば!と考えています。
--アフレコの雰囲気は?
島崎さん がっくん(梶原さん)と優木さんはよくいじられていますね。がっくんは、みんなの話になかなか入ってこられないところもあるんです。気配を消したら、(フィンラル・ルーラケイス役の)福山潤さんが「気配を消すなよ!」と突っ込んだり。
梶原さん 皆さんが話に入りやすい空気感を作っていただけるのがうれしいですね。
優木さん がっくんと私は意外に静かなんです。私はこれまで、先輩ばかりの現場が多かったけど、今回はがっくんがいるので、頑張らないと!と気合を入れていただいています。
梶原さん 優木さんはそんなに静かかな?
島崎さん 優木さんは意外に天然。優木さんが面白いことをやると、みんなで楽しくていじったりしている。
◇梶原岳人、島崎信長の気になる関係は…
--アスタとユノはライバル関係ですが、梶原さんと島崎さんは後輩と先輩です。梶原さんは島崎さんに教えてもらうことも多いのでは?
梶原さん 最初、右も左も分からなかったのですが、信長さんはいろいろと気に掛けてくださっています。現場で僕が緊張で固まっている時にほぐしていただけたりして、助かっています。信長さんがいると安心できるんです。
島崎さん 主人公が新人で、ライバル役を任されるということは、サポートを任してもらっているとも思っています。がっくんが素直なので、みんながアドバイスしたいと思う。最近は、グイグイ伸びていて、アスタのように壁にぶつかり、成長している。いいなあ!と温かく見てみます。キャラクターやストーリーとのリンク具合がすてきですね。がっくんが成長していき、僕もその成長度に負けないくらい成長したいとも思いますし。みんな、がっくんに敬意を持っている。影響を受けて引っ張られるところもあるんです。
優木さん (ヤミ・スケヒロ役の)諏訪部順一さんと私、がっくんが収録している時、がっくんがリテークをしていたんです。諏訪部さんは、がっくんに「頑張れ!」と言って温かく見守っていた。私も事務所の先輩の(ラック・ボルティア役の)村瀬歩さんにアドバイスをいただいています。本当にありがいたいです。
--アスタとノエルは同期で、掛け合いも多いですが、優木さんと梶原さんはどんなことを意識していますか?
島崎さん (二人は)仲がいいよね?
優木さん 一応、私も先輩なんですよ。私は「気にしないで!」と言ったので、すごくフレンドリーで、アスタとノエルのように同期みたい。アスタが成長するのを後ろを見て、引っ張られるのがノエル。私も同じように成長したいですね。
梶原さん 普段に近いノリで役でも接することができる。自分たちとキャラがリンクしているところはありますね。
◇第2クールもとにかく熱い!
--アニメは第2クールに突入します。今後の見どころは?
梶原さん バトルシーンが楽しみ。アスタの熱い気持ちがより出てきます。とにかく熱いシーンに期待してください!
島崎さん 第2クールでは、アスタやユノたちが魔宮(ダンジョン)を探索することになります。ダンジョンと聞くとワクワクしますよね。どんどんキャラクターが成長して、戦闘の規模も大きくなって、派手になります。ユノも見せ場があるのでお楽しみに!
優木さん アスタとノエルが二人でリアクションする場面も増えます。二人も仲良くなっているのかな?と注目していただければ。
--3月18日にはユナイテッド・シネマ アクアシティお台場(東京都港区)でブルーレイディスク、DVDの発売記念イベントも開催されます。イベントでやってみたいことは?
梶原さん 僕はしゃべることに慣れていかないと……。
島崎さん いつか団別対決でいろいろやってみたいですね。
梶原さん 魔法帝はどうなるんだろう?
島崎さん (魔法帝役の)森川(智之)さんは司会じゃない?
*……「ブラッククローバー」は魔法が存在する世界を舞台に、貧民の捨て子として生まれた少年アスタが魔法帝を目指す姿を描いている。テレビ東京系で毎週火曜午後6時25分に放送中。
「週刊少年ジャンプ」(集英社)で田畠裕基さんが連載中のマンガが原作のテレビアニメ「ブラッククローバー」の第100話「オマエには負けない」(テレビ東京系)が9月10日、放送された。記念すべき第100話は、主人公のアスタとライバルのユノが力を合わせて、エルフの民に転生したクラウス、ハモン、白夜の魔眼のリヒトと戦う姿が描かれ、SNSでは熱いバトルシーンに「エグいくらい素晴らしい」「作画神すぎ!!」などと興奮するファンの声が上がった。
バンド「感覚ピエロ」の楽曲で初代オープニングテーマ「ハルカミライ」が挿入歌として流れる場面もあり「限界を超えに超えた最強の神回」というコメントも見られた。
「ブラッククローバー」は、魔法が存在する世界を舞台に、捨て子として教会で育てられた少年アスタが、魔法帝を目指す姿を描いている。テレビ東京系で毎週火曜午後6時25分に放送。
「週刊少年ジャンプ」(集英社)で連載中の田畠裕基さんのマンガが原作のアニメ「ブラッククローバー」の劇場版アニメ「ブラッククローバー 魔法帝の剣」の新たなカットが公開された。劇場版のオリジナルキャラクターの歴代魔法帝の第27代目魔法帝コンラートに加え、第20代目魔法帝エドワード、第11代目魔法帝プリンシア、第16代目魔法帝ジェスターが登場。激しい攻撃を受けて歯を食いしばるアスタ、風の精霊・ベルと精霊同化“スピリット・ダイブ”したユノ、水創成魔法“海神戦乙女の羽衣鎧(ヴァルキリードレス)”を繰り出すノエル、ヤミらが戦う姿が描かれている。
「ブラッククローバー」は、「週刊少年ジャンプ」で2015年に連載をスタート。魔法が存在する世界を舞台に、生まれながらに魔法が使えない少年アスタが、魔法帝を目指す姿を描いている。テレビアニメが、2017年10月~2021年3月に放送された。
劇場版は、オリジナルストーリーで、原作者の田畠さんが総監修、キャラクター原案を担当する。原作では明かされなかった魔法帝の物語が描かれ、田畠さんがデザインした劇場版のオリジナルキャラクターの先代魔法帝のコンラートが登場する。6月16日に公開され、Netflixでも全世界に向けて配信される。
「週刊少年ジャンプ」(集英社)で連載中の田畠裕基さんのマンガが原作のテレビアニメ「ブラッククローバー」(テレビ東京系)が、3月30日放送の第170話で最終回を迎える。2017年10月のスタートから約3年半にわたって主人公・アスタを演じてきたのが声優の梶原岳人さんだ。「ブラッククローバー」は梶原さんの初主演作で、後に「炎炎ノ消防隊」「シャドウバース」でも主演を務めるなど“出世作”となった。最終回のアフレコを終えた梶原さんに「ブラッククローバー」、アスタへの思いを聞いた。
◇「ブラッククローバー」がなければ今の自分はない
「ブラッククローバー」に出演してから梶原さんの勢いは止まらなかった。「炎炎ノ消防隊」「シャドウバース」でも主演を務め、2020年には第14回 声優アワードの新人男優賞にも選ばれた。同年、アーティストデビューし、「ブラッククローバー」のエンディングテーマ「A Walk」を担当するなど活動の幅を広げてきた。MANTANWEBでは、放送開始時から節目ごとに梶原さんを取材してきたが、取材をする度に梶原さんが“大きく”なっていく姿を見てきた。ただ、番組が始まった当初は、自信がなさそうにも見えた。
「最初は、アフレコもほとんどやったことがなくて、演技の基本的なことも分かっていませんでした。音響監督の高桑(一)さんに演技について教えていただいたり、食事に連れて行っていただいて、いろいろなことを聞いたり、スタッフの皆さんとも深く関わらせていただきました。皆さんにたくさんのことを教えていただき、助けられました。『ブラッククローバー』がなければ、今の自分はないと思います」
経験を重ねることで、新たな課題も見えてきた。梶原さんは人気声優になったが「まだまだです」と慢心することはない。
「少しは周りが見えるようになって、考えることが増えました。。今でもまだまだですが、現場での座長としてのたたずまいとか、どうすれば円滑に現場が回るのか?だったりと、考えなきゃいけないことだらけなんです。最初の頃の映像を見返すと、当初、なりふり構わずに演じていた勢いなどは、考えずにできていたことですが、今はそれが足りなくなっているなと感じたり……。吸収するものがたくさんあったけど、新しく考えることも増えました」
◇悩みっぱなし」の3年半
「悩みっぱなし」の3年半だった。魔力を持たないが、「諦めないのが俺の魔法だ」と努力を重ねて成長するアスタから刺激を受け、壁を乗り越えてきた。
「壁をどうやったらぶち破れるのか?と分からなくなる時もありました。同じことにずっと悩んで。ネガティブになりそうな時もあったんです。でも、アスタはいくら壁にぶち当たっても、諦めない気持ちをずっと持っていて、壁を乗り越えます。頑張って、周囲を巻き込み、みんなにいい影響を与えて、戦います。その姿を見ていると、演じる僕がめげていたらいけない!諦めたくない!と力をもらい、自分を奮い立たせていました」
「ブラッククローバー」は、夕方に放送していることもあり、子供にも人気だ。国内だけでなく、海外にも熱いファンが多い。梶原さんは、ファンの熱い思いを受け止めながら、アスタを演じてきた。
「海外にいる友人から『みんな、見ているよ!』という声をいただくこともありました。僕は高校生の時にシンガポールにいたのですが、その頃も、アニメをたくさん見ていて、アニメは、国境を越えて、たくさんの人に愛されている文化だと強く感じていました。今こうして自分が出演している作品が、たくさんの方に見ていただけるのは、すごくうれしいです。『ジャンプ』作品ということもあって、子供たちが見てくれているのもうれしいですね。僕も子供の頃、ジャンプヒーローに憧れていました。アスタがそういう存在になっていることを感じて、僕も力をいただいています」
◇また戻ってくると信じて
努力をして、仲間に助けられながら成長してきた梶原さんとアスタは、重なるところもある。最終回では、3年半の経験、思いをぶつけるようなシーンもあった。
「最終回は、アスタがこれまでを回想して戦うシーンがあるんです。積み重ねた経験を生かして戦います。僕も3年半の経験を集約して戦う気持ちでした。これまでのことを思い出しながら演じていると、ウルッとしましたが、アスタはウルッとはしないので。その気持ちを抑えながら、アスタの感情とシンクロしながら演じることができました」
最終回のアフレコを終え「寂しいですね。生活の一部が消えていくような感覚です」と明かす。
「こんなに長く一つのことを続けられたことはなかったので、この経験が宝物になっています。終わる実感があまりなくて……。最終回のアフレコで、スタッフの皆さん一人一人にメッセージを書いてお渡ししたのですが、いろいろなことを思い出しました」
最終回を迎えることは寂しいが、梶原さんは前を向いて進んでいく。
「どの現場でも壁があり、納得できた!と思うことはなかなかありません。どんどん課題が見つかりますし、壁を越えていかないといけません。油断したら終わりです。慢心せずに進んでいきたいです。ただ、3年半の経験は自信にもなっています。これからは、培ってきたものをお返ししていきたいです」
「また戻ってくるタイミングがあると信じて、もっと力を付けたい。戻ってきた時は、さらに成長できるように頑張りたい」と力を込める梶原さん。アスタのように、これからも壁を乗り越えていくはずだ。最終回となる第170話は、放送前後に最終回記念特番が配信され、“重大発表”も予定している。“重大発表”にも期待したい。