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解説:「虎に翼」轟役で赤丸急上昇 かりあげクンにもオードリー春日にもなれる男・戸塚純貴

NHK連続テレビ小説「虎に翼」で轟太一を演じる戸塚純貴さん (C)NHK

 伊藤沙莉さんが主演するNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「虎に翼」(総合、月~土曜午前8時ほか)で、戸塚純貴さん演じる轟太一が話題だ。ドラマには第4週「屈み女に反り男?」(4月22~26日)から登場。その好漢ぶりでみるみるうちに人気者となり、早くもX(旧ツイッター)では、ハッシュタブ「#俺たちの轟」付きで感想がつぶやかれている。そんな轟役で、注目度が一段と高まってる戸塚さんの“横顔”を解説する。

 ◇「ジュノンボーイ」コンテスト出身 “福田組の秘密兵器”を自称

 戸塚さんは1992年7月22日生まれ、岩手県出身の31歳。2010年に開催され、グランプリに上遠野太洸さん、準グランプリに黒羽麻璃央さんが輝いた「第23回JUNONスーパーボーイ・コンテスト」で「理想の恋人賞」を受賞し、芸能界入りを果たしてる。

 俳優デビューは2011年。同年の連続ドラマ「花ざかりの君たちへ~イケメン☆パラダイス~2011」(フジテレビ系)、2012~13年に放送された特撮ドラマ「仮面ライダーウィザード」(テレビ朝日系)などに出演。その後も順調にキャリアを重ねてきた戸塚さんだが、その存在がにわかにクローズアップされるようになったのは、「勇者ヨシヒコ」や「銀魂」シリーズなどの福田雄一監督の作品の“常連”になってからのように思える。

 日本テレビ系で放送された「スーパーサラリーマン左江内氏」(2017年)、「今日から俺は!!」(2018年)、「親バカ青春白書」(2020年)といった福田監督作にも必ず起用され、特に「親バカ青春白書」では“自称・福田組の秘密兵器”として、主人公(ムロツヨシさん)と娘(永野芽郁さん)のお調子者の同級生(メインキャストの一人)という立ち位置で“青春を謳歌”した。

 当時のインタビューで戸塚さんは、福田組について「基本的に福田さんは、役者さんに自由にやらせてくださる方だと思うので、“それにしっかり胸を借りて思いっきりやる”というのが福田さんへの礼儀かなと思っています。自由度が高いからこそ、自分の武器を全面に出さないと福田さんも笑ってくださらないので、『戦いだな』といつも福田組では思っていますね」と語っている。

 ◇いるだけ“おかしみ” 「何かが起きそう」と期待を持たせてくれる

 “福田組の常連”以外では、小泉孝太郎さん主演の人気ドラマシリーズ「警視庁ゼロ係~生活安全課なんでも相談室~」(テレビ東京系)の太田文平役としても知られる戸塚さん。面白いところでは、結婚情報誌「ゼクシィ」(リクルート)のCMで、花嫁の相手役を務めたことも。このときのCMガール(9代目)は、今をときめく吉岡里帆さんで、戸塚さんもタキシード姿で爽やかなイケメンぶりを披露している。

 そんな戸塚さんは、2023年に植田まさしさんの人気4コママンガ「かりあげクン」が連続ドラマ(BS松竹東急)として初めて実写化されると、主演に抜てきされる。同作では、“かりあげクン”ことかりあげ正太の特徴的なかりあげヘアも「ミリ単位で調整して」役になりきった。

 実写「かりあげクン」に続いて、ちょうど昨年の今ごろに放送されていたのが、お笑いコンビ「オードリー」の若林正恭さんと「南海キャンディーズ(南キャン)」の山里亮太さんの半生を描いたドラマ「だが、情熱はある」(日本テレビ系)。戸塚さんは“オードリー春日”役での出演で、当初は「不安しかなかった」というが、本人の特徴を見事につかみ、高橋海人さん扮する若林との“2008年の「M-1」敗者復活戦のズレ漫才”の再現も話題となった。

 コメディー作品の印象が強く、実際、いるだけ“おかしみ”がある戸塚さん。そういった意味では、初の朝ドラ「虎に翼」で挑んでる轟は、まさにハマり役。一方で、笑わせるための誇張した演技はもちろん、基本的に無表情だったかりあげクンのときような“引き算”もできる懐の深さも魅力。

 以前、かりあげクンと自身とを比べ、「僕もあまのじゃくな部分があって、人に『こうして』と言われたら、とりあえず一回違うことをしてみたりするようなすごくめんどくさい男なんです」と語っていたが、だからこそ「何かが起きそう」と期待を持たせてくれる戸塚さんの演技に、引き続き注目だ。

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