解説:朝ドラ「虎に翼」で話題の「五黄の寅」とは 36年に一度の強運? 持ち前のカリスマ性で芸能界でも多数活躍

NHK連続テレビ小説「虎に翼」メインビジュアル(C)NHK
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NHK連続テレビ小説「虎に翼」メインビジュアル(C)NHK

 伊藤沙莉さんが主演を務めるNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「虎に翼」(総合、月~土曜午前8時ほか)で話題の「五黄(ごおう)の寅」。本作の主人公・猪爪寅子(伊藤さん)は、「五黄の寅年」の1914(大正3)年に生まれたことから、寅子(読みはともこ)と名付けられたが、そんな寅子と同じ五黄の寅年に生まれた人は、強運の持ち主と言われ、特に女性は社会で活躍する人が多いとされている。ここでは、その特徴とともに、五黄の寅年生まれの女性芸能人を紹介する。

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 ◇「五黄の寅」の特徴は?

 「五黄の寅」とは、中国に伝わる民間信仰「九星気学」において「帝王の星」と言われる強運を持った「五黄土星」と、十二支の中で最も強い運勢を持つと言われる「寅年」が重なった年のことで、36年に1度の周期で訪れる。この年に生まれた人は非常に強い運勢を持つと言われ、特に女性は強運の傾向が強いと言われている。

 占術的な視点では、自分を曲げない強い信念を持ち、パワフルで行動力がある人が多いとされ、抜群のリーダーシップを発揮して周囲を引っ張る一方で、プライドが高く、負けず嫌いな一面もあるという。

 寅子のモデルとなった三淵嘉子さんも、五黄の寅年だった1914年生まれ。三淵さんは、当時の女性としては非常に珍しかった法律家への道を志し、日本初の女性弁護士を経て家庭裁判所の創設に尽力。後に裁判官になるなど、男社会の中で奮闘した人物だ。

 前作の朝ドラ「ブギウギ」のヒロイン・スズ子(趣里さん)のモデルとなった笠置シヅ子さんも、三淵さんと同い年で五黄の寅年生まれ。笠置さんは、弟の戦死や婚約者の死を乗り越え、女手一つで娘を育てながら、昭和の大スターへと登り詰めた。

 ◇北川景子、石原さとみも「五黄の寅」!

 三淵さん、笠置さんの信念を持った生き方からも分かるように、五黄の寅年生まれには、人を引きつけるカリスマ性を持った女性が多いと言われている。現在、芸能界で活躍する五黄の寅年生まれの女性を見てみると、その豪華な顔ぶれに驚かされる。

 1950(昭和25年)生まれには、ジュディ・オングさん、和田アキ子さん、辺見マリさん、由美かおるさん、奈美悦子さんら、芸能界で存在感を放つベテランが顔を揃える。

 1986(昭和61)年生まれは、安藤サクラさん、沢尻エリカさん、上野樹里さん、比嘉愛未さん、北川景子さん、田中みな実さん、石原さとみさん、さらにはレディー・ガガさんと、人気と実力を兼ね備えた華やかな顔ぶれだ。

 強さとカリスマ性を兼ね備えた五黄の寅。「虎に翼」のヒロイン・寅子が、持ち前の強運と強い信念で、法曹の世界で奮闘する姿を見るのが、今から楽しみだ。

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