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清水尋也:「海に眠るダイヤモンド」第5話 賢将の感情が大きく動くシーン「たくさん悩みました」

ドラマ「海に眠るダイヤモンド」に出演している清水尋也さん (C)TBSスパークル/TBS

 俳優の神木隆之介さん主演のTBS系日曜劇場「海に眠るダイヤモンド」(日曜午後9時)の第5話「一島一家」が11月24日に放送される。過去パートで主人公・鉄平(神木さん)の端島での幼なじみの賢将を演じる俳優の清水尋也さんが、これまでを振り返って、第5話の見どころなどを語った。

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 「海に眠るダイヤモンド」の前回第4話は、物語が本格的に動き出し、朝子(杉咲花さん)と百合子(土屋太鳳さん)の微妙な関係の裏にあった百合子が長崎で被爆した過去や、それぞれが胸に抱えながらも互いを思い“沈黙”する、第4話のタイトル「沈黙」に込められたさまざまなストーリーが描かれた。

 鉄平、朝子、賢将、百合子の4人に加え、進平(斎藤工さん)とリナ(池田エライザさん)もグッと近づき、それぞれの恋愛模様も話題になっている今作。第2話で朝子へのいちずな思いが明かされた賢将だが、第4話では台風の中、見つけた百合子のメダイを本人に返し、母への思いがあふれて号泣する百合子を、人の目からそっと隠す姿も話題に。

 「日曜劇場」初出演となった清水さんに、これまでの周囲の反応を尋ねると、「ありがたいことにたくさんの方に反響をいただきました。考察を絡めた感想を送ってくださる方々も多く、皆様に楽しんでいただけてることを実感しています。2話の朝子とのシーンでは、あれが賢将なりの精いっぱいの表現だと思うので、彼の不器用さや可愛らしさが伝われば良いなと思いながら演じました」と語った。

 第5話では、賢将と父、辰雄(沢村一樹さん)との関係や鷹羽鉱業の幹部職の息子として端島で育ってきた賢将の感情が大きく動くシーンも描かれる。その点について、「強く感情を表に出すシーンは塩梅(あんばい)が難しく、たくさん悩みました。賢将らしくない行動ながらも、それだけ自分でもどうしたら良いか分からない、心の張り詰めた状態を意識しました」と話す。

 第5話の台本を読んだときには、「いづみの正体、リナと進平の関係性など、物語が動き出したなという印象でした。賢将の葛藤や父親との関係などにもフィーチャーしていく回なので、難しいなと思いつつも大切に演じたいなと思いました」とコメント。

 撮影について、「現場は皆さんすてきな方ばかりで、温かい雰囲気に包まれてます。役としても関わりが多い神木さんや土屋さんには、カメラの外でもたくさんお話させていただいたりして、日々勉強させていただいてます」と振り返る。

 最後に、第5話を楽しみにしている視聴者に向けて「賢将としては自分の立場ゆえの葛藤や、自分自身の気持ちに向き合っていく話だと思います。物語全体はもちろん、気丈に振る舞っていても、実は臆病でまだ幼い賢将が少しずつ成長していく姿にも注目して見ていただきたいです」とメッセージを送った。

 。TVer、U-NEXTでは全話配信中。出演者たちも驚いたという第5話の展開に向けて、1~4話を見直して備えよう。

 ドラマは、明治の初めから戦後の高度成長期にかけ、石炭採掘で発展した長崎県の端島(軍艦島)と、現代の東京を舞台にした70年にわたる愛と友情、家族の物語。脚本・野木亜紀子さん、監督・塚原あゆ子さん、プロデューサー・新井順子さんのドラマ「アンナチュラル」「MIU404」(同系)、映画「ラストマイル」チームが手がけている。

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