下町ロケット:5話視聴率は今期最高20.2% 瞬間最高26.0%

連続ドラマ「下町ロケット」に主演している阿部寛さん
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連続ドラマ「下町ロケット」に主演している阿部寛さん

 俳優の阿部寛さんが主演を務める連続ドラマ「下町ロケット」(TBS系)の前半パート「ロケット編」の完結となる第5話が15日放送され、平均視聴率は20.2%(関東地区、ビデオリサーチ調べ)だった。この日は同局で放送された「世界野球プレミア12『日本対ベネズエラ』」の影響で、通常の1時間35分遅れの、午後10時35分からのスタートとなったが、第3話で記録した平均18.6%を超え、今期の民放連ドラの最高視聴率を更新。瞬間最高は午後10時35分に26.0%を記録した。

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 これまでの視聴率は、10月18日に放送された初回が16.1%、第2話が17.8%、第3話が18.6%と今期の連続ドラマで唯一、右肩上がりだったが、第4話は同時間帯に「世界野球プレミア12」の日韓戦(テレビ朝日系)が放送されたこともあり、17.1%にとどまった。なお、15日の第5話の前に放送された世界野球プレミア12の日本対ベネズエラ戦は平均20.0%、午後10時29分には瞬間最高35.2%を記録した。

 「下町ロケット」は、池井戸潤さんの直木賞受賞作が原作。主人公・佃航平(阿部さん)は自分が開発したエンジンを搭載したロケットの打ち上げに失敗し、責任を取るために退職を余儀なくされた。父親が残した工場「佃製作所」を継ぐことになるが、宇宙への夢をあきらめきれずにいる……というストーリー。同じ「日曜劇場」枠で池井戸さん原作のヒットドラマ「半沢直樹」「ルーズヴェルト・ゲーム」を送り出してきたスタッフが手掛けていることでも話題を集めている。

 阿部さんが同局の連続ドラマに出演するのは、2010年4月期の日曜劇場「新参者」以来5年ぶりで、ことあるごとに佃に反発する高校生の娘・利菜役で女優の土屋太鳳さんも出演。22日放送の第6話から後半パート「ガウディ計画編」がスタートする。

 第5話は、部品供給のための最終テストを前に実験が失敗し、佃が泊まりこみで原因究明にあたる……という展開で、利菜(土屋さん)が、今まで一人で抱えていた悩みや葛藤を佃に告白する様子も描かれた。毎週日曜午後9時放送。

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