元AKB48で女優の大島優子さんと人気グループ「関ジャニ∞」の大倉忠義さんが、11月公開の映画「疾風ロンド」(吉田照幸監督)に出演することが25日明らかになった。2人は、阿部寛さん演じる主人公の中年研究員・栗林和幸とともに、大学の研究所施設から盗まれた生物兵器を探す重要な役どころを演じる。
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「疾風ロンド」は、人気作家・東野圭吾の同名小説が原作。拡散すれば人々を大量死に陥れる威力をもつ違法生物兵器「K-55」が盗まれ、研究所所長に「人質は全国民。身代金3億円を用意しろ」と脅迫メールが届く。違法のため警察には頼めず、主任研究員・栗林が秘密裏に動くが、突然犯人が死亡してしまい、探す手がかりを失ってしまう……というストーリー。
大島さんは五輪出場を目指すスノーボードクロス選手・瀬利千晶、大倉さんはスキー場のパトロール隊員・根津昇平として出演。阿部さん演じる栗林が、犯人の遺品から「K-55」が隠された場所が「日本最大級のスキー場」というヒントをつかみ、向かった野沢温泉スキー場で2人と偶然出会い、一緒に「K-55」を探す手助けを受けることになる。
プライベートでもスノーボード歴の長い大島さんは、劇中でその腕前を存分に披露し、雪上のアクションにも挑戦。「もはやこの作品のために私は9歳からスノーボードをやっていたのだと思って、満を持してこの作品に登場させていただきました(笑い)」と自信を見せている。
一方の大倉さんは、スノーモービルに乗るのは今回が初めてだが、「坂道とかは限界までスピードを出して挑戦しました」と初挑戦ながらも巧みにスノーモービルを操り、スキーでさっそうと滑走するなど、高い運動センスを発揮しているという。
主演の阿部さんは、2人について「大倉君は飄々(ひょうひょう)としているというか、本当にかっこいい。それでいてなんかつかみどころのないお芝居をするし、不思議な面白さがあります。大島さんは本当に元気で、アクティブ。これが『AKB48』でセンターを張ってきた人のパワーなんだなと思いました。その元気さで、スノボのシーンもほとんど吹き替えなくすばらしいお芝居をしてくれたと思います」とコメントしている。
映画は11月26日公開予定。ほかに、ムロツヨシさん、堀内敬子さん、戸次重幸さん、濱田龍臣さん、志尊淳さん、野間口徹さん、麻生祐未さん、生瀬勝久さん、柄本明さんも出演することも発表された。
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