俳優の小栗旬さん主演の連続ドラマ「CRISIS 公安機動捜査隊特捜班」(関西テレビ・フジテレビ系)が13日、最終回を迎える。15分拡大で放送される最終回では、小栗さん演じる稲見が、自衛隊時代の旧友・結城(金子ノブアキさん)のテロ計画を阻止しようと、田丸(西島秀俊さん)ら特捜班のメンバーと奮闘する姿が描かれる。
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先週の第9話は結城が特捜班オフィスに侵入し、閣僚の個人情報を奪い、特捜班メンバーもろともオフィスを爆破してしまう……という展開だったが、最終話は、結城と戦うことを決心した稲見をはじめとした特捜班。大山(新木優子さん)が仕掛けたワナから結城の居場所を突き止め、現地へ向かった稲見は自らの命と引き換えに結城を制止しようとするが、間一髪のところで田丸に助けられる。特捜班のオフィスでは、大山が入手した結城のパソコン内のデータから、あるものを見つけていた。テロの動機解明につながるかもしれないと、誰もがそう思った矢先、吉永(田中哲司さん)の元に結城が総理大臣の岸部(竜雷太さん)を狙撃したとの情報が飛び込んでくる……というストーリー。
ドラマは今年2月中旬にクランクアップしたといい、最終話の見どころについて、小栗さんは「正義とは何だろう。自分が命をかけて行う仕事は本当に国のためになっているのか、と国家に対して不信感を持つ稲見が、自分自身と決着をつけようとしますが……。とても面白い話になっていますので、最後までお楽しみに」と語っている。
ドラマは、直木賞作家の金城一紀さんが原案と脚本を手がけるアクションエンターテインメント。小栗さん演じる元自衛隊員の稲見朗や、西島さん演じる元外事警察の田丸三郎ら各分野のスペシャリストが結集した秘密部隊「公安機動捜査隊特捜班」の5人が、国家に危機をもたらす政治的事件やテロを秘密裏に捜査し、解決を図る。
元警視庁捜査1課の刑事で取り調べが得意な特捜班班長の吉永三成を田中さん、元機動隊爆発物処理班で、嗅覚が鋭く「共感覚」という特殊能力を持つ捜査員の樫井勇輔を野間口徹さん、サイバー情報分析のスペシャリスト・大山玲を新木さんが演じている。
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