俳優の野村周平さんがこのほど、主演ドラマ「僕の初恋をキミに捧ぐ」(テレビ朝日系)のクランクイン会見に登場。高校1年生の主人公・垣野内逞(かきのうち・たくま)を演じる野村さんは「僕は25歳で、15歳の役をやっているのですが、最初はできるのかなと(笑い)。でも案外、画面の映りが高校生に見えて良かった。まだいけるなと」と話して自信を見せた。
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取材には、逞に好意を寄せる種田繭(たねだ・まゆ)役の桜井日奈子さん、繭に告白する鈴谷昂(こう)役の宮沢氷魚さん、昂の弟・律(りつ)を演じる「劇団EXILE」の佐藤寛太さんも出席した。
佐藤さんがドラマの収録期間を「3カ月」と言うと、野村さんは「2カ月だから! 15歳(役)を3カ月はキツい。ダイエットで炭水化物を抜いているからね。久々に食べたドーナツがおいしかった」と役作りに力を入れたことをアピール。一方で「(逞は)肉を落とすようなただのダイエットではない。心臓病の表現もしなければいけない。後半はげっそりになるだろうけれど、やりすぎると(視聴者に)引かれてしまう。そこは逆算しています」と明かした。
ドラマの意気込みを聞かれた野村さんは「映画化(2009年)されているので、ドラマにする以上はそれ以上のものを作らないと意味がない。映画を超える勢いでやらなければ。(映画の逞役の)岡田将生、(繭役の)井上真央を超えるという……そういう覚悟ですね」と意気込みを語った。
桜井さんは「連ドラのヒロインは初めてなので『本当に大丈夫かなあ』という不安のほうが大きくて……」と本音を告白。自身の役どころについて「繭はゴーイング・マイ・ウエイで突っ走り、この作品のムードメーカーで、(周りを)明るくする元気さをもって演じたい」とコメント。さらに「気の強い感じは(自分と)似ていますね。後はスポーツ万能(という設定)なのですが、私もバスケットボールが得意で、体育のシーンが多めなので楽しみです」と笑顔を見せていた。
取材前の撮影で、モテモテの生徒会長として入学式のあいさつに登場し、女生徒から「昂サマ!」と黄色い声援を浴びた宮沢さんは「最初は気持ち良いと思ったら、実際は(声援に迫力があって)怖かった」と苦笑い。役について「昂は明るい感じですが、父を失っていることを乗り越えつつも、まだ引きずっている面もある。そういうことを大事にしながら演じていきたい」と語った。
佐藤さんは「律は普通の子。繭ちゃんは相手に心を悟られないようバリアを張っているし、お兄ちゃん(昂)は派手にやるように見えて、人のことに気を使っている。学校の帰り道や家で、2人の人間らしさを引き出したい」と語っていた。また「実は映画を見ていないのです」と明かし、他のメンバーから「(映画のイメージに)引っ張られるからね」と言われるととうなずいていた。
「僕の初恋をキミに捧ぐ」は、「僕は妹に恋をする」「カノジョは嘘を愛しすぎてる」などで知られる青木琴美さんのマンガが原作。心臓病で「20歳まで生きられない」と宣言された逞と、逞の病気を治そうと奮闘する繭のラブストーリー。09年には実写映画が公開され、21億円を超える興行収入を記録した。
ドラマは、テレビ朝日系で19年1月19日から毎週土曜午後11時15分に放送される。
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