女優の広瀬すずさんが主演を務めるNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「なつぞら」の第2週「なつよ、夢の扉を開け」(8~13日)の週間平均視聴率が22.2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区から算出・以下同)だったことが15日、分かった。朝ドラの初週としては過去5年で最高のスタートとなった同作の第1週「なつよ、ここが十勝だ」(1~6日)の22.1%を上回った。
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第2週「なつよ、夢の扉を開け」では、なつ(粟野咲莉ちゃん)が東京の兄に会いたいと家出。富士子(松嶋菜々子さん)や剛男(藤木直人さん)は、懸命に捜し回る。帯広にたどり着いたなつは、一度は警察に保護されるも、そこからも逃げ出し、行き場を失っていた。ようやくなつを見つけた泰樹(草刈正雄さん)らは、なつを抱きしめ、ずっとそばにいると誓う。柴田家の子として再び暮らし始めたなつは、泰樹の夢であるバター作りを教えられる。そして、大きな「夢」と出会うことになり……という展開だった。
「なつぞら」は節目となる100作目の朝ドラで、脚本家の大森寿美男さんのオリジナル作。広瀬さん演じるヒロインの奥原なつは1937年、東京生まれの設定。大空襲を生き延びるものの、両親を戦争で失う。兄・咲太郎(さいたろう)、妹・千遥(ちはる)と別れ、父の戦友だった柴田剛男に一人引き取られ、北海道の十勝地方に移り住む。柴田家の家業である酪農を手伝う中、持ち前の明るさを取り戻し、北海道移民1世である剛男の義父・泰樹から、開拓者精神とともに人生で大切なことを学んでいく。
高校卒業後は上京して、当時、「漫画映画」と呼ばれ、草創期を迎えていたアニメ業界に飛び込む。画家志望の友人・山田天陽(てんよう)から、手ほどきを受けたデッサンの腕前を生かし、自然の中での生活で磨かれたみずみずしい感性を発揮していく……というストーリーが展開する。全156回を予定。
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