俳優の窪田正孝さん主演の映画「初恋」(三池崇史監督、2020年公開)が、“超異例”となる全米の先行公開が決定したことが8月9日、分かった。全米公開は9月27日で、実写映画としては大規模な100館程度での上映を予定しているという。日本での公開は2020年2月に決定。全米プロモーション用のインターナショナル予告編とビジュアルも公開された。
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映画は、類いまれな才能を持つプロボクサー・葛城(窪田さん)が主人公。葛城は、負けるはずのない相手との試合でKO負けをして、人生の歯車が一気に狂い、アンダーグラウンドの世界に足を踏み入れる。そこで、人生で最高に濃密な一晩を過ごすことになり……という展開。同作は、三池監督初のラブストーリーで、今年5月にフランスで行われた「第72回カンヌ国際映画祭」で「監督週間」に選出。作品の評判を聞きつけた各国の関係者からは、映画祭の招待や公開の相談が相次ぎ、30以上の映画祭から招待を受けているという。
また、9月5~15日にカナダで開催される北米最大の映画祭「第44回トロント国際映画祭」の「ミッドナイト・マッドネス部門」への出品も決定。世界各地から映画祭の招待や配給の問い合わせが多数寄せられているといい、全米先行公開だけでなく、今後のワールドワイドな展開が注目される。
インターナショナル予告編では、英語の字幕と共に、窪田さんの姿や、大森南朋さん、染谷将太さん、小西桜子さんらの姿が映し出されている。
全米での公開を手掛けている配給会社「WELL GO USA ENTAERTAINMENT」、三池監督、ジェレミー・トーマスプロデューサーのコメントは以下の通り。
三池崇史は世界の映画監督の中で、最もエキサイティングなフィルムメーカーの一人です。彼の新作映画「初恋」は、彼ほどのキャリアがありながら、挑戦的でとても興味深く刺激的で世界各国の観客は圧倒されることでしょう。
「初恋」はチャン・イーモウ監督最新作「SHADOW/影武者」やイ・チャンドン監督最新作「バーニング 劇場版」と並んでアメリカでも話題となるでしょう。
いや、驚きました。日本に先駆けて全米で公開とは……。アメリカの観客にとって『初恋』は、『ダンボ』とか『アラジン』とかと同じに見えるのだろうか? ま、確かに歌舞伎町の『ライオン・キング』と言えなくもないかな。ま、腹をくくって、日本の“恋愛映画”がどこまで通用するか見てみましょう。
全世界の配給会社や映画祭にこの映画が認められたことは、世界中の映画ファンにとって三池監督の洗練されたスタイルとテーマが人気であることを再認識しました。
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