女優の今田美桜さんが、俳優の吉沢亮さん主演のスペシャルドラマ「半沢直樹イヤー記念・エピソードゼロ」(TBS系)でヒロインを演じることが11月25日、明らかになった。俳優の堺雅人さんが型破りな銀行マンを演じた、同局の大ヒットドラマ「半沢直樹」(2013年)の続編(2020年4月スタート)に先駆け放送されるスペシャル版で、今田さんは、吉沢さん演じるIT企業「スパイラル」のプログラマー・高坂圭と深く関わる、研修中の新入社員・浜村瞳役で出演する。物語の鍵を握る重要人物という。
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今田さんが演じる浜村瞳は、半沢が赴任した東京セントラル証券の情報システム部に所属。プログラミングは専門ではないが、研修として情報システム部に配属されている。そんな中、東京セントラル証券が創業以来使用してきた証券トレーディングシステムをリニューアルするという一大プロジェクトに、担当者の一人として携わることになる。上司である半沢に憧れており、高坂とはコンペを機に関わっていく。
今田さんは「『半沢直樹』が放送されていた頃はまだ小さくて、当時の私には言葉の意味も分からないものが多かったのですが、半沢さんの『倍返しだ!』のあの迫力はすごく印象に残っていて、今回の出演のお話をいただいて改めて見直し、その記憶が鮮明によみがえりました」とコメント。
続けて「『小さい頃に見ていたあの作品に、まさか自分が出演するなんて!』と大変うれしく思っています」と喜び、「私自身、2020年最初の出演となるこの作品で、一緒に成長していいスタートを切り、醍醐味(だいごみ)でもある『倍返し』をできたらと思います」と意気込みを語っている。
「半沢直樹」は、池井戸潤さんの小説「半沢直樹」シリーズの「オレたちバブル入行組」と「オレたち花のバブル組」が原作。バブル期に東京中央銀行に入行した銀行マン・半沢直樹が、銀行の内外に現れる敵と戦い、組織と格闘していくさまを描いた。ドラマは2013年7~9月に放送され、最終回に42.2%という高視聴率を記録し話題となった。
続編は、「半沢直樹」シリーズの「ロスジェネの逆襲」「銀翼のイカロス」(文春文庫)が映像化され、今回のスペシャルドラマは、続編の舞台となる「東京セントラル証券」と大きく関わるIT企業「スパイラル」を中心に物語は展開する。
銀行内で行われていた数々の不正を幾度となく暴き、痛快な逆転劇を見せたものの、頭取からまさかの子会社への出向を命じられてしまった半沢(堺さん)が、「東京セントラル証券」に赴任した後に起きた“ある事件”。新興のIT企業である「スパイラル」は、半沢が「東京セントラル証券」が創業以来使用してきた金融セキュリティーシステムをリニューアルするため、コンペで声をかけられた企業の一つで、プロジェクトを勝ち取れば数百億の売り上げにつながるという、「スパイラル」にとって社運を懸けた一大プロジェクトが進行する中で、人知れずある陰謀が動いていた……とストーリーは展開する。
ドラマ「半沢直樹イヤー記念・エピソードゼロ」は、2020年1月3日午後11時15分に放送される。
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