俳優の村上虹郎さんが、2021年度後期のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「カムカムエヴリバディ」に出演することが2月4日、分かった。村上さんが朝ドラに出演するのは初めて。上白石萌音さん扮(ふん)するヒロイン・橘安子の同級生で、地元で有名な名家・雉真(きじま)家の次男の雉真勇を演じる。
ウナギノボリ
10年前の朝ドラ「花子とアン」 当時の吉高由里子インタビュー
雉真勇は雉真繊維の社長・千吉の息子で、兄の稔を尊敬している。甲子園を目指す野球少年で、安子へ好意があるのか素直に優しくできず、いつも何かと安子にちょっかいを出している。父の千吉を段田安則さん、兄の稔を人気グループ「SixTONES」の松村北斗さんが演じることも発表された。
村上さんは、「脚本を読ませていただいて、朝ドラってこんなに真っすぐでまぶしいのかと、そのエネルギーに面食らってます。朝ドラに参加させていただくのは初めてなので各話のキュッとした尺とリズムをすぐにつかめるものなのか未知の世界ですが、それも含めて楽しめたらなと思います」とコメントしている。
「カムカムエヴリバディ」は、「ちりとてちん」を手がけた藤本有紀さんが、ラジオ英語講座と、あんこと野球とジャズと時代劇を題材に書き下ろすオリジナル。朝ドラ史上初の3人のヒロインが織りなす100年のファミリーストーリーで、昭和、平成、令和の時代に、ラジオ英語講座と共に歩んだ祖母、母、娘の3世代親子を描く。上白石さんは安子役、深津さんはるい役、川栄さんはひなた役として、母から娘へとバトンをつなぐ。
物語の舞台は京都、岡山、大阪。戦争で夫と死に別れ、娘を置いてアメリカに渡るしかなかった祖母・安子。親と英語を憎みつつも、ジャズソングに救われて自分の人生を切り開いた母・るい。時代劇の世界に憧れながら、回り道を経てラジオ英語講座に自分の居場所をみつけていった娘・ひなた。3人はラジオで英語を聴き続けることで、それぞれの夢への扉を開いていく……という内容で、「小さな一歩一歩を積み重ねることが、思ってもいない人生を切り開き、明るく照らしていく」というメッセージが込められた、波瀾(はらん)万丈なハートフルコメディーとなる。
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