俳優の長谷川博己さん主演のNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」(総合、日曜午後8時ほか)の最終回(第44回)「本能寺の変」が2月7日、15分拡大版で放送される。同回には、秀吉(佐々木蔵之介さん)の軍師・黒田官兵衛が満を持して登場することも話題になっている。演じるのは濱田岳さん。濱田さんは、2014年の大河ドラマ「軍師官兵衛」に、官兵衛(岡田准一さん)の家臣・栗山善助役で出演していた。大河ファンには、そのときの主人公・岡田准一“官兵衛”のイメージが強いが、それ以前にどんな俳優が大河ドラマで官兵衛役を務めてきたのか、振り返ってみた。
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1963年に始まった大河ドラマで、“戦国もの”とされるのは「麒麟がくる」を含めて20作ある。最初の“戦国大河”は1965年の「太閤記」で、このときは田村高廣さんが黒田官兵衛(孝高)役で出演した。
その後も1973年の「国盗り物語」で江守徹さん、1978年の「黄金の日日」で勝部演之さん、1983年の「徳川家康」で入川保則さんが演じた官兵衛。さらに1996年の「秀吉」で伊武雅刀さんが務めると、2006年の「功名が辻」で斎藤洋介さん、2011年の「江~姫たちの戦国~」で柴俊夫さんに引き継がれ、2014年の「軍師官兵衛」で主役のポジションに収まると、岡田さんの好演により、「黒田官兵衛」の名は歴史ファン以外にも広く認知された。
近年の戦国大河、2016年の「真田丸」や2017年の「おんな城主 直虎」には官兵衛の出番はなく、そういった意味でも、満を持しての登場となる濱田“官兵衛”。どんな活躍(?)を劇中で見せてくれるのか、明日の放送が楽しみだ。
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