女子サッカーがテーマのマンガが原作のテレビアニメ「さよなら私のクラマー」。「四月は君の嘘」で知られる新川直司さんの「さよならフットボール」「さよなら私のクラマー」が原作で、劇場版アニメ「映画 さよなら私のクラマー ファーストタッチ」が6月11日に公開されることも話題になっている。蕨青南(わらびせいなん)高校女子サッカー部1年生の周防すみれを演じる黒沢ともよさんは「学生時代の私にすみれは少し重なりました」と感じたという。黒沢さんに同作への思いを聞いた。
ウナギノボリ
「光る君へ」より昔! 最も古い時代の大河ドラマは? 1976年「風と雲と虹と」のあらすじ
あえて派手なところを作ることなく、なのに爽やかにテンポよく気持ちよく駆け抜けていってくれるストーリーやコマ割りの美しさに心奪われました。このテンポ感、すごい!!とため息をついたのを覚えています。
口下手で、情熱的。口は悪いですが、スポーツマンならではの爽やかさのある少女だなと思いました。
私は割とへらへらとやり過ごすタイプなので、みんなとワイワイ探すのが好きだからこんなに自分を貫けないなぁと思っていました。共通点は「昔、ひとりぼっちだった」ということです。みんなでやった方が楽しいし、みんなでやれたら実は簡単なことがたくさんある。それに気づいていなかった学生時代の私に、すみれは少し重なりました。
無口であるというキャラクター性によって振れ幅が少なく人間味がなくなるのはもったいないと思いました。なので、「この子はサッカーを選んで進んできた子だぞ」ということを意識しました。先生への返事は大きい声でできる、とか。
アフレコ中は、私があおいちゃん(悠木碧さん)にたくさん質問をして、あおいちゃんが答えてくれるのをみゆりちゃん(島袋美由利さん)たちがうんうんと聞いていてくれる感じでした。徐々にみんなで話すことも増えて、和気あいあいと部活みたいに進んだ収録でした。
試合中の呼吸感はあおいちゃんや、サッカー経験者の役者さんたちに聞きながら調整し挑戦しました。すみれはサッカーがうまい子ではあるので、特別でいいんですけど、あくまで「この学校の中ではうまい」なので案配に気を配りました。
小学生の頃は校庭でサッカーなどしていましたが、大人になってからはテレビで観戦する程度でした。世の中が落ち着いたら現地での観戦もしてみたいです。
中学2年生の頃に出演したライブツアーで知り合ったバンドチームの皆さんと仲よくなったのがきっかけで、中3から高1の仕事をしていなかった時期はギターを弾くことにはまっていました。男女問わず誘われればお遊びでバンドを組んだりもして、楽しかったです。
新川先生の紡ぐ地道できらめいた少女たちの熱い日々の物語をぜひ楽しんでいただきたいです。この作品は本当に物語が全て。ぜひ、味わっていただきたいです。
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