搗宮姫奈:「ウルトラマンブレーザー」 話題のヒロイン・エミに コスプレが「楽しい!」

「ウルトラマンブレーザー」でアオベ エミを演じる搗宮姫奈さん
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「ウルトラマンブレーザー」でアオベ エミを演じる搗宮姫奈さん

 特撮ドラマ「ウルトラマン」シリーズの新作「ウルトラマンブレーザー」で、ヒロインのアオベ エミを演じている俳優の搗宮姫奈(つきみや・ひめな)さん。特殊怪獣対応分遣隊・SKaRD(スカード)の諜報(ちょうほう)活動のスペシャリストで、コスプレが趣味というエミは、劇中のコスプレも話題になっている。搗宮に、話題のヒロインについて聞いた。

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 ◇全力でコスプレ!

 「ウルトラマンブレーザー」は、地球からはるか遠くの天体・M421からやってきた新ヒーロー・ウルトラマンブレーザーと一体化したSKaRDの隊長・ヒルマ ゲントが、隊員たちと共に怪獣と戦う姿が描かれる。蕨野(わらびの)友也さんがゲントを演じる。「ウルトラマンZ」などの田口清隆さんがメイン監督を務め、「ウルトラマントリガー」などの小柳啓伍さんがメイン脚本、田口監督と小柳さんがシリーズ構成を担当する。テレビ東京系で毎週土曜午前9時に放送中。

 主人公・ゲントは、同い年の妻、7歳の息子がいる30歳の“お父さん”で、同シリーズ史上初めて防衛チームの隊長が主人公ということも話題になっている。「ウルトラマンブレーザー」はこれまでにない意欲作だ。

  「『ウルトラマン』シリーズは、新人の俳優が出演するフレッシュなイメージもありました。10代の子もいるのかな?と思っていたら、26歳の私が一番年下でした。皆さんが年上ですし、エミは一番明るく元気なタイプなのかな?と思っていたら、そんなこともないですし、これまでとは全然違う『ウルトラマン』になるはずです。皆さんの反響が楽しみです」

 エミがさまざまなコスプレを披露するのも見どころの一つだ。

 「いろいろな役を演じているみたいで、めちゃくちゃ楽しいです。エミちゃん自身がコスプレでいろいろな役を全力で演じていて、それを私が演じることになります。最初はコスプレと聞いて、ゴスロリのような衣装をイメージしていたのですが、少し違います。いろいろな職業になって、スーツでもスカートの時、パンツの時もあって、メークや髪形も変わります。遊びがあるところが面白くて、メークさんと相談しながら、目の上のラインを茶色にしたり、黒にしたりと変化させています。こんなにいろいろな衣装を着させていただけることなんて、ないですし、ぜいたくですよね」

 搗宮さん自身も“変身願望”があるようだ。

 「コスプレという言い方が適切かは分かりませんが、私自身もガラッと洋服の雰囲気を変えたり、ウイッグを付けたりすることは好きです。髪形が飽きたら、エクステを付けることもあります。ハロウィーンの時、濃いメーク、ツインテールにして、真っ黒の悪魔のような服を着たら、誰?と言われたこともありました。変化に対して好奇心が強いので、エミちゃんと共感するところもあります」

 エミはクールにも見えるが、実は明るいキャラクターでもある。

 「はじめに田口監督から『二面性のある子』というお話がありました。すごく明るく振る舞っているけど、家では一人で黙々と何かをやっていることもあり、陰と陽の両極端があるということでした。ただ、みんなそうだと思います。私も家で一人、黙々と本を読んだり、作業をしたりすることがあります。その部分を強調しようとしました」

 ◇水泳で鍛えた運動神経

 搗宮さんが特撮に挑戦するのは初めてだ。

 「相手を想像して戦うところは大変ではありますが、すごくやりがいもあります。すごい経験をさせていただいています。想像して演じることは、映像作品の醍醐味(だいごみ)ですし、やりがいを感じています」


 アクションシーンにも挑戦した。アクションは「好きです!」と目を輝かせる。

 「運動神経はいいと思います。3~18歳の15年間、水泳をしていて、アクションとは関係ないかもしれませんが、基礎体力、運動能力がある方だと思います。根性もありますよ。気持ちは負けない!と臨んでいます」

 作品のテーマは「コミュニケーション」。キャスト、スタッフのチームワークも抜群のようだ。

 「みんなでチームとしてよりよくするためを考え続けていて、チームワークがいいんです。隊長は、役のままですごく熱い思いがある方です。何か強いるのではなく、みんなのことを見ていただいています。だから、ちょっと疲れたかな……という時もすぐに気が付いて、そっと声を掛けていただくこともあります。隊長は『俺が行く』と突っ走ることもあるんですけど(笑い)。理想の上司ですし、絶対的な信頼感があります」


 「ウルトラマン」シリーズは、子供に大人気ということもあり、子供が見ていることも意識しながら撮影に臨んでいる。

 「子供たちのことをすごく意識しています。疲れてしまうこともゼロではないのですが、そんな時に思い浮かべるのが、友人の子供のことなんです。もう一踏ん張りすることによって、子供たちが笑顔になり、この作品が皆さんの心に残っていくと思ったら、頑張れます。今後、イベントなどで皆さんとお会いできるのも楽しみです。エミちゃん!と呼んでもらいたいです」

 「ウルトラマンブレーザー」について「衝撃的でこれまでにないウルトラマンになっています」と語る搗宮さん。コスプレ、アクションなど見どころ満載の作品になりそうだ。


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