光る君へ：財前直見が「蜻蛉日記」の藤原道綱母・寧子役　“道綱”上地雄輔を溺愛

　吉高由里子さんが主演を務める2024年のNHK大河ドラマ「光る君へ」の新キャストが、公式ツイッターで7月25日に発表され、俳優の財前直見さんが出演することが分かった。
財前さんは「蜻蛉日記」で知られる、藤原道綱の母、寧子を演じる。

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　寧子は藤原兼家の妾（しょう）。一人息子の道綱を溺愛している。和歌にたけており、兼家との日々を「蜻蛉日記」として残した、才色兼備の女性。まひろも幼い頃から、蜻蛉日記を読みこんでいるという役どころ。兼家は段田安則さん、道綱は上地雄輔さんが演じる。

　財前さんは寧子の印象について「一夫多妻制の時代、兼家との通い婚の約20年間を、道綱への愛と兼家との不安定な結婚生活で過ごしました」と語り「嫉妬と苦悩でかげろうのようにはかない身の上を、さびしくも激しく愛を求め、兼家と会えたときはほんわか、甘くやさしい空気感が出せるように演じたいです」とコメント。

　「炎立つ」（1993年）、「義経」（2005年）、「おんな城主直虎」（2017年）に続いて大河ドラマ4作目の出演となるが、「特に『直虎』では1年間母を演じさせていただいたのですが、出演者みんなの仲が良く、いまだにお誕生日を祝いあっています」と振り返り、「十二単（ひとえ）の衣装の華やかで美しい世界観、そして和歌の世界観を見られるのは楽しみです」と意気込みを語っている。