ポツンと一軒家:妻の両親が切り拓いたみかん畑を守る夫 感謝する妻 秘蔵の夫婦ストーリー 愛媛県内で

12月3日放送の「ポツンと一軒家」の一場面=ABC提供
1 / 3
12月3日放送の「ポツンと一軒家」の一場面=ABC提供

 衛星写真を手掛かりに人里離れた一軒家を捜すバラエティー番組「ポツンと一軒家」(ABCテレビ・テレビ朝日系、日曜午後7時58分)。12月3日は、消滅してしまった愛媛県内の集落で、今もみかんを育てる72歳の夫婦が登場する。

ウナギノボリ

 探索隊は、愛媛県の海にほど近い山の中にポツンと一軒家を発見する。瀬戸内海沿いにある集落を訪ねると、住人が続々と集まった。93歳の男性が有力情報を話してくれたうえ、目指す一軒家のある場所まで車で案内してくれることになった。

 山の斜面に広がるみかん畑で収穫作業をしていた男性(76)は、「まさか、ここまで来るとは思わなんだ」と笑う。同い年の女性と22歳の時に結婚、婿養子としてこの地にやってきたという。

 みかん農家が15世帯ほどあったが、昭和60年代の農作物が輸入自由化でみかんの値段が暴落。次々と廃業して山を下りたため集落は消滅したという。

 しかし、夫婦は、ふもとの集落に移住したものの、この地に通い、みかんを育てているのだった。

 最盛期には12000坪の敷地で1500本ものみかんを育てていたが、現在は900坪、100本までに縮小。しかし、早生と晩生の2種類を丹精込めて収穫、出荷していると語る。

 予告映像では、男性がもぎたてのみかんを探索隊に渡す場面や、半分に割ったみかんのおいしそうな断面、おこげのできた釜飯に「おいしそう」と探索隊が叫ぶ様子などが紹介されている。

 「(妻の)両親が苦労して切り拓き、残してくれたこのみかん畑。山を荒らすよりは見栄えがいい」とにこやかに話す男性に、「この地で生まれ育ったわけではないのに、大切にしてくれて感謝しています」と配偶者は語る。

 探索隊は収穫作業に密着し、かつて暮らしていた住居跡を案内してもらう中で、秘蔵の夫婦ストーリーに触れる。

 ゲストは的場浩司さんと岩渕真奈さん。

写真を見る全 3 枚

テレビ 最新記事