光る君へ:6年ため込んだ思いが堰を切ったように まひろの号泣告白 「母上が死んだのは…」自責の念に「かわいそすぎる」

NHK大河ドラマ「光る君へ」第5回場面カット (C)NHK
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NHK大河ドラマ「光る君へ」第5回場面カット (C)NHK

 俳優の吉高由里子さん主演の2024年NHK大河ドラマ光る君へ」(総合、日曜午後8時ほか)の第5回「告白」が、2月4日に放送され、まひろ(吉高さん)が道長(柄本佑さん)を前にし、母・ちやは(国仲涼子さん)の死から6年の間、ため込んだ思いが堰を切ったようにあふれ出す様子が描かれた。

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 第5回では、道長が右大臣家の子息であり、6年前に母を手にかけた道兼(玉置玲央さん)の弟であることを知ったまひろは、ショックを受けて寝込んでしまう。一方、まひろが倒れたことを聞いた道長は、自らの身分を偽ったことを直接会って説明したいとまひろに文をしたためる。直秀(毎熊克哉さん)の導きで、ようやく再会することができたまひろと道長だったが……と展開した。

 まひろ「まことは、道長様が三郎だったから倒れたのではございません。あなたの隣に座っていた男の顔を見たからなのです」

 道長「道兼のことか」

 まひろ「あの顔は一生忘れない」

 道長「兄を、知っているのか?」

 まひろ「6年前、母はあなたの兄に殺されました。私の目の前で。6年前、父は播磨の国から戻っても、官職を得られず、食べることにも事欠いて、下男や下女が逃げ出してしまうほど貧しくて。そんなとき、右大臣様が、東宮様の漢文の指南役に父を推挙してくださったのです。官職ではないけれど、父も母もこれで食べていけると喜んで、次の日、母はお礼参りに行くと言いました。私が、河原で三郎と会う約束をしていた日で、私は三郎に会いたかった。行かないって言ったけど、行きたかった。あの道兼が……三郎の隣に座ってた。もし、道兼だけだったなら、私は『人殺し』と叫んでいたかもしれない。でも、三郎がいて」

 道長「すまない」

 まひろ「父は禄をいただいている右大臣の次郎君を人殺しにはできなかったの。東宮様のご様子を右大臣様にひそかに知らせる役目もしてたから」

 道長「すまない。謝って済むことではない。……が、一族の罪をわびる。許してくれ」

 まひろ「兄はそのようなことをする人ではないと言わないの?」

 道長「俺は、まひろの言うことを信じる。すまない」

 まひろ「別に三郎に謝ってもらいたいと思ったわけじゃない」

 道長「ならば、どうすればよい」

 まひろ「わかんない。三郎のことは恨まない。でも、道兼のことは生涯呪う」

 道長「恨めばよい。呪えばよい」

 まひろ「あの日、私は三郎に会いたいと思わなければ、あのとき、私が走り出さなければ、道兼が馬から落ちなければ、母は殺されなかったの。だから、母上が死んだのは私のせいなの」

 最後は言葉にならないほどのまひろの号泣告白。SNSでは「つらい……つらい……」「苦しすぎる…ずっとそう思ってたんだよね」「本当に言いたかったのはこれかもしれない
」「自分を責めちゃうよね。かわいそすぎる」「ずっと恨み以上に罪悪感を抱えて生きてきたんだな……」といった声が寄せられた。

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