光る君へ:財前直見「どこか母の気持ちをせりふに込めて」 寧子からまひろへ「蜻蛉日記」を書いた先輩として「幸せになりなさい」

NHK大河ドラマ「光る君へ」パブリックビューイング&トークショーに登場した財前直見さん (C)NHK
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NHK大河ドラマ「光る君へ」パブリックビューイング&トークショーに登場した財前直見さん (C)NHK

 俳優の吉高由里子さん主演のNHK大河ドラマ光る君へ」(総合、日曜午後8時ほか)で藤原寧子を演じる財前直見さんが4月14日、滋賀県大津市で行われたパブリックビューイング&トークショーに登場。同日放送の第15回では、石山寺で寧子とまひろ(吉高さん)、さわ(野村麻純さん)との出会いが描かれたが、「まひろは早くにお母さんを亡くされていたので、どこか母の気持ち、私に娘がいたらという気持ちをせりふに込めて演じました」と明かした。

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 さらに財前さんは「『蜻蛉日記』を書いた先輩として、あなたたちは幸せになりなさいよ、妾(しょう)の人生とは切ないことなのだと諭すとても良いシーンになったと思います」と振り返った。

 藤原寧子は、藤原兼家(段田安則さん)の妾。一人息子の道綱(上地雄輔さん)を溺愛している。和歌に長けており、兼家との日々を「蜻蛉(かげろう)日記」として残した、才色兼備の女性。まひろも幼いころから、「蜻蛉日記」を読みこんでいる……という設定だ。

 寧子について、財前さんは「彼女はとにかく『兼家命』『道綱命』。その部分だけブレることがないように心がけました。きっと道綱を甘やかしすぎて、何もかもお膳立てをしてあげていたんだろうなぁと。道綱と寧子が出てきたら、ふと笑える、そういう感じになったと思います」と話した。

 この日はトークショーの前にびわ湖上を船で移動し、石山寺を訪問。「きょうの空は真っ青で風もなく、4月で桜がまだ残っていることはめったにないのに、桜吹雪がはらはらと舞って、すごく気持ちが良かったです。モミジの緑がまたすごいきれいで。硅灰石も素晴らしかったです。寧子と一緒に参拝している気持ちになりました」と語った。

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