のん:初主演の劇場版アニメ公開で涙 観客前に瞳潤ませ…

劇場版アニメ「この世界の片隅に」の初日舞台あいさつに登場したのんさん
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劇場版アニメ「この世界の片隅に」の初日舞台あいさつに登場したのんさん

 女優ののん(能年玲奈を改名)さんが12日、劇場版アニメに声優として初主演した「この世界の片隅に」(片渕須直監督)の初日舞台あいさつに登場。最後のあいさつを求められたのんさんは観客を前に、「本日はお越しいただきありがとうございます。皆さんが、どう感じたかは分かりませんが(私は)本当に素晴らしい作品だと思うので、ぜひ、家族や友達に薦めてください」と、うっすらと目に涙を浮かべながら話した。

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 初日舞台あいさつには、片渕監督、オープニング、エンディングテーマを務める歌手のコトリンゴさんも出席。のんさんは「幸せな日々」を聞かれると「ポテトチップスとチョコレートを食べること。今は二つとも制限していて、次の日に何もないというときだけ食べます」と明かすと、片渕監督から「チョコは食べてないですけど、キャラメルをたくさん食べてましたね」と暴露され、「キャラメルはまだ制限していないんです」と照れ笑いを見せた。

 「この世界の片隅に」は、こうの史代さんが「漫画アクション」(双葉社)で連載し、2009年の「文化庁メディア芸術祭」のマンガ部門優秀賞を受賞したマンガが原作。戦時中、世界最大の軍港といわれた広島・呉に嫁いできたすず(のんさん)は、ささやかな生活を送っていたが、呉は大規模な空襲に襲われ、すずの大切なものが失われていく。そして広島に原爆が投下された昭和20年の夏を迎える……というストーリー。

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