役所広司：「若手の“踏み台”になって頑張っている」とジョークでPR　「十三人の刺客」初日

　役所広司さん主演の映画「十三人の刺客」（三池崇史監督）の初日舞台あいさつが25日、TOHOシネマズ日劇（東京都千代田区）で行われた。あいさつで若手俳優の窪田正孝さんが「すごいメンバーでやれて、この映画は良い踏み台になった……、すいません、良い経験になりました」と失言したことを引き合いに出し、役所さんは「僕らも窪田くんの踏み台になって頑張っているのでよろしくお願いします」とジョーク交じりにPRした。

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　「十三人の刺客」は、映画「クローズZERO」シリーズなどで知られる三池監督がメガホンをとり、役所さんや山田孝之さん、「SMAP」の稲垣吾郎さん、伊勢谷友介さん、沢村一樹さん、古田新太さん、伊原剛志さん、松方弘樹さん、市村正親さんら豪華キャストが共演する本格時代劇。江戸末期、将軍の弟で罪なき民衆に不条理な殺りくを繰り返す明石藩主・松平斉韶（稲垣さん）を暗殺するため、島田新左衛門（役所さん）の下に刺客が集められ、壮絶な決戦を繰り広げるというアクションエンターテインメント。

　会見では、山田さんが「土曜日の朝から血が出る映画を見ていただいてありがとうございます、きょうのお客さんはお金を払ってきていただいている。皆さん口コミで広めていただけるとありがたいです」とPR。市村さんは「妻（女優の篠原涼子さん）とお金を払って見に来たいと思います。きっとホレ直してくれると思います」と愛妻家ぶりをアピールし、会場から笑いと温かい拍手が送られた。

　舞台あいさつには、沢村さん、伊原さん、松方さん、高岡蒼甫さん、六角精児さん、波岡一喜さん、近藤公園さん、石垣佑磨さん、三池監督も出席。キャスト13人と三池監督で直径1メートルの大だるまを囲み、ヒットを祈願した。

　映画は全国東宝系で公開中。世界16カ国で配給されることが決まっている。（毎日新聞デジタル）