佐々木蔵之介:「いよいよ始まった」と気合 「ハンチョウ」第5シーズン完成披露

「ハンチョウ~警視庁安積班~」の完成披露試写会に登場した(左から)福士誠治さん、比嘉愛未さん、佐々木蔵之介さん、小澤征悦さん
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「ハンチョウ~警視庁安積班~」の完成披露試写会に登場した(左から)福士誠治さん、比嘉愛未さん、佐々木蔵之介さん、小澤征悦さん

 佐々木蔵之介さん主演の刑事ドラマシリーズ第5弾「ハンチョウ~警視庁安積班~」の完成披露試写会が2日、赤坂BRITZ(東京都港区)で開催され、試写会後の舞台あいさつと会見に佐々木さんら出演者が登場した。応募総数約2000通の中から当選した300人のファンを前に、佐々木さんは「楽しかったですか? テレビドラマをみんなで見る機会は少ない。新鮮です」と興奮した面持ちで話したが、大歓声を受けて「撮影はものすごく快調、『ハンチョウ』絶好調! いよいよ始まったな、これでやっていけるなという気持ちです」と気合を入れた。

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 「ハンチョウ」は09年4月期に連続ドラマシリーズがスタートし、10年は1月期と7月期、11年4月期に放送された。新シリーズの舞台は事件捜査の総本山、警視庁。神南署の警部補・安積剛志に突然、新設された警視庁の川口総太郎刑事部長直属の特捜1係に異動の辞令が下る。しかし、そこは本庁とは別棟で、捜査1課の「下請け」チーム。新メンバーも各部署から集められたアウトロー的存在の面々ばかり。捜査1課でも所轄でもアウトサイダー的扱いを受け、捜査会議にも参加せず、初動捜査や現場検証にも立ち会えない。新天地で安積はどこまで「ハンチョウ」らしさを貫くことができるのか……という設定。

 舞台あいさつには、安積を演じる佐々木さんのほか、新安積班のメンバーとなる小澤征悦さん、福士誠治さん、比嘉愛未さん、安積を警視庁に呼んだ張本人、川口刑事部長を演じる里見浩太朗さん、安積のライバルとなる捜査1課長の真山塔子警視正役を演じる高島礼子さんが登場した。

 新安積班のムードメーカーだという比嘉さんは、現場の様子を「本当に和気あいあいとした現場で、不安はあったんですけれど、皆さんに可愛がられていると思います」と話した。福士さんは、撮影の苦労を聞かれ「結構走るシーンが多いくて早朝にやるのが『ハンチョウ』のお約束らしいです。まだまだ続くと思うんで、鍛えておきます」といい、声のトーンを暗くしているという小澤さんは「こんなに暗くやってていいのかな……。本人は暗くないです」と弁明して、会場を盛り上げた。

 高島さんは、ドラマに出演した感想を聞かれると「ハンチョウって、可愛らしいところもあるんですけれど、完璧じゃないですか。そういう人っていじめたい」と話し、「結構地味に女っぽくじわっと(いじめています)。今回ずっと怒っています」と説明した。刑事ドラマ出演は74年の「特別機動捜査隊」以来約38年ぶりという里見さんは「刑事ドラマは、ハードな部分と人間的な部分を両方出さないと、視聴者に感動を与えることができないというのが難しいと思います。日本の刑事ドラマはカッコよさだけじゃなく、心の結びつきを見せる。“人間刑事(デカ)”というのを心に置いてやるのがいいと思う」と出演者にアドバイスしていた。

 ドラマは9日からスタートで、毎週月曜午後8時から放送。初回には女優の岸本加世子さん、泉ピン子さんがゲスト出演する。(毎日新聞デジタル)

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