今年の米アカデミー賞で助演女優賞に輝くなど、数々の賞を受賞した「ヘルプ~心がつなぐストーリー」が公開中だ。60年代の米国南部を舞台にした今作は、黒人メイドに対する白人の仕打ちに、ペンによる異議申し立てをした1人の白人女性と、それに協力した黒人メイドたちの勇気を描いた物語だ。キャスリン・ストケットさんの小説を、テイト・テイラー監督が映画化した。小品ながら、米国では口コミで評判が広がり、公開2週目から3週連続で1位をキープ。アカデミー賞でも数部門でノミネートされるなど高い支持を得た。
あなたにオススメ
来春朝ドラ「あんぱん」の“二人の妹” 朝ドラヒロインまで手が届くか
人種差別について描いているが、それだけではなく、そこから黒人たちがどのように立ち上がり、また、彼らに手を貸した白人女性たちとの友情を描いている。観賞後は落ち込むようなことはなく、すがすがしく席を立てる。
女優たちの演技がすこぶる心を震わせる。本を書こうと発奮するエマ・ストーンさんしかり、彼女に協力する黒人メイド役のビオラ・デイビスさんしかり。ほかにも「ツリー・オブ・ライフ」での寡黙な母を演じていたジェシカ・チャステインさんや、「ヒア アフター」のブライス・ダラス・ハワードさんの、従来のイメージを破る演技には感嘆させられる。そしてもう1人の黒人メイド役のオクタビア・スペンサーさん。彼女の素晴らしさは、オスカー像を手にしていることからも、いまさらいうまでもないだろう。3月31日からTOHOシネマズシャンテ(東京都千代田区)ほか全国で公開中。(りんたいこ/毎日新聞デジタル)
映画「ゴジラ」のイベント「ゴジラ・フェス」内で上映された「フェス・ゴジラ4 オペレーション ジェットジャガー」「フェス・ゴジラ5 怪獣大決戦」に登場するジェットジャガーのソフトビ…
歌手の氷川きよしさんが8月に開催した活動再開コンサート「KIYOSHI HIKAWA+KIINA. 25thAnniversary Concert Tour ~KIIZNA~」の…
通算31作目となる「ゴジラ」の新作映画が製作されることが11月1日、明らかになった。同日、日本テレビ系で放送された「ゴジラ-1.0」(山崎貴監督)の放送後に発表されたもので、監督…
俳優の松重豊さんが、主演の人気ドラマ「孤独のグルメ」(テレビ東京系)を監督・脚本も務めて映画化する「劇映画 孤独のグルメ」(2025年1月10日公開)の主題歌を、ロックバンド「ザ…
10月28日に発表された25~27日の映画観客動員ランキング(興行通信社調べ)によると、山田風太郎さんのファンタジー小説を俳優の役所広司さん主演で映画化した「八犬伝」(曽利文彦監…