映画興行成績:福山主演作「そして父になる」が初登場首位 クドカン「謝罪の王様」は2位

「そして父になる」の一場面 (C)2013『そして父になる』製作委員会
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「そして父になる」の一場面 (C)2013『そして父になる』製作委員会

 9月30日に発表された28日、29日の映画観客動員ランキング(興行通信社調べ)によると、歌手で俳優の福山雅治さんが主演を務め、是枝裕和監督が手がけた映画「そして父になる」が、初登場1位を獲得した。全国309スクリーンで公開され、土日2日間の成績は約25万3400人を動員し、興行収入約3億1300万円の好スタートを切った。同作は、 5月に仏で開催された第66回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に出品され審査員賞を受賞。公開初日の舞台あいさつでは、米ハリウッドでのリメークが決まったことが発表され、話題を集めている。

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 2位には、人気を呼んだNHK連続テレビ小説「あまちゃん」の宮藤官九郎さんの脚本で俳優の阿部サダヲさんが主演した映画「謝罪の王様」が初登場。全国312スクリーンで公開され、土日2日間の成績は、約20万6200人を動員、興行収入は約2億6800万円となった。そのほか新作は、7位に奈須きのこさん原作の人気シリーズ「空の境界」の3年ぶりとなる新作劇場版アニメ「劇場版『空の境界』未来福音」が初登場。全国32スクリーンと小規模公開ながらもランクインした。そのほか新作は、「冷たい熱帯魚」「希望の国」の園子温監督が、20年前に執筆したオリジナル脚本を基に映画化した「地獄でなぜ悪い」が、惜しくもトップ10圏外の11位となった。

 「そして父になる」は、6歳の息子が、実は出生時に病院で取り違えられていた他人の子供だったことを知らされた父親の葛藤や苦悩を描いた作品。福山さんは初の父親役に挑戦した。そのほか真木よう子さんや尾野真千子さん、リリー・フランキーさん、二宮慶多君らが出演している。「謝罪の王様」は、「舞妓Haaaan!!!」(2007年)、「なくもんか」(09年)の宮藤さんオリジナルのコメディー。東京謝罪センター所長の黒島譲が、依頼人から持ち込まれる大小さまざまな依頼や難題を謝罪によって解決していく……というスト−リー。

 「劇場版『空の境界』未来福音」は、08年に奈須さんとTYPE−MOONの武内崇さんが「竹箒」名義で発売した同人誌の小説が原作で、シリーズを補完する外伝的ストーリー。同誌に収録された武内さんによるマンガ「1998年」をアニメ化した「空の境界 未来福音 extra chorus」(あおきえい監督)も同時上映。「地獄でなぜ悪い」は、獄中にいる妻・しずえのために、娘・ミツコ主演の映画を作ろうと思いたったヤクザの組長が、手下のヤクザを駆り出し、ミツコの男とたまたま勘違いされた気弱な青年・公次を監督に、熱血映画青年・平田も加わって、映画を作り始める……という展開。(毎日新聞デジタル)

1位 そして父になる

2位 謝罪の王様

3位 怪盗グルーのミニオン危機一発

4位 劇場版 ATARU −THE FIRST LOVE & THE LAST KILL−

5位 風立ちぬ

6位 エリジウム

7位 劇場版「空の境界」未来福音

8位 ウルヴァリン:SAMURAI

9位 劇場版 あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。

10位 許されざる者

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