芥川賞:ピース又吉、羽田圭介が同時受賞

お笑いコンビ「ピース」の又吉直樹さん
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お笑いコンビ「ピース」の又吉直樹さん

 第153回芥川龍之介賞(以下、芥川賞 )と直木三十五賞(以下、直木賞)の選考会が16日、東京都内で行われ、芥川賞はお笑いコンビ「ピース」の又吉直樹さんの「火花」(文藝春秋)と羽田圭介(はだ・けいすけ)さんの「スクラップ・アンド・ビルド」(文學界3月号)に決定した。

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 又吉さんは1980年、大阪府寝屋川市生まれ。よしもとクリエイティブエージェンシー所属のお笑いコンビ「ピース」として活動中。著書に「第2図書係補佐」(幻冬舎よしもと文庫)、「東京百景」 (ヨシモトブックス)、せきしろさんとの共著「カキフライが無いなら来なかった」「まさかジープで来るとは」(幻冬舎)、田中象雨さんとの共著「新・四字熟語」(幻冬舎よしもと文庫)、堀本裕樹との共著「芸人と俳人」(集英社)などがある。

 「火花」は、売れない芸人の徳永が天才肌の先輩芸人・神谷と電撃的に出会い、弟子入りを申し込み、やがて頻繁に会うようになるが……という物語。又吉さん初の純文学小説として3月に刊行され大ヒット。「第28回三島由紀夫賞」にもノミネートされ、最終選考では3対2のわずかな差で受賞を逃していた。
 羽田さんは1985年、東京都生まれ。明治大学商学部卒業。2003年「黒冷水」で第40回文藝賞受賞。著書に「不思議の国のペニス」「『ワタクシハ』」「隠し事」「メタモルフォシス」など。

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