坂口健太郎:大ブレーク必至の“塩顔男子”「とと姉ちゃん」丸メガネの植物オタク役への愛語る

「とと姉ちゃん」に出演する坂口健太郎さん=NHK提供
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「とと姉ちゃん」に出演する坂口健太郎さん=NHK提供

 高畑充希さんがヒロインを務めるNHK連続テレビ小説「とと姉ちゃん」の第4週「常子、編入試験に挑む」(25~30日)から、俳優でモデルの坂口健太郎さんが演じる星野武蔵が登場している。ファッション誌「MEN’S NON-NO」(集英社)のモデルで、シャープで透明感のある流行の“塩顔男子”として人気を博し、“月9”ドラマ「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」(フジテレビ系)などで俳優としても注目されている坂口さん。今回の“植物オタク”の武蔵役に「変なやつです。今までのイメージからすると、僕だと気がつかないかもしれません」と語る。「あまちゃん」の福士蒼汰さんや「ごちそうさん」の東出昌大さん、「あさが来た」のディーン・フジオカさんら、朝ドラをきっかけに俳優たちがブレークしているが、まさに“大ブレーク必至”の坂口さんの素顔に迫った。

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 ◇植物オタク役は「僕だと気がつかないかも」

 「とと姉ちゃん」は、生活総合誌「暮しの手帖」の創業者である大橋鎮子、花森安治らの軌跡をモチーフとしたドラマ。11歳で父を亡くしたことを境に家族の父代わりとなった小橋常子(高畑さん)が、女性向けの雑誌を創刊。雑誌は、花山伊佐次(はなやま・いさじ)の助けを借りながら、高度経済成長期を生きる女性に支持されていく……というストーリー。週間平均視聴率が初週から3週連続で20%の大台超えを記録するなど人気を集めている。

 朝ドラ初出演となる坂口さんが演じる武蔵は、帝大の植物学研究室で学ぶ大学生で、植物学者を目指し、日々、新種探しに没頭している“植物オタク”。青春時代の常子を支えることになる。坂口さんは、武蔵について「変なやつです。人の話を聞いていない。今までのイメージからすると、僕だと気がつかないかもしれません」と語りつつ「やっていて面白い」と明かす。

 武蔵は学ランに学生帽、丸めがねという“オタク学生風”の服装が特徴で、坂口さんは「衣装合わせでびっくりしました。学ランを着ていて、マスコットのような存在」と笑顔で語る。トレードマークの丸めがねについては「メガネがないと星野じゃなくなる。メガネがあっての星野だと思う」と役には欠かせないアイテムとなっているようだ。

 武蔵は植物の話になると我を忘れるほどの学者肌で、恋愛には鈍感なようだ。そんな武蔵と自身を比較すると、「僕は、我を忘れるほどの熱量がない。すごいと思う。この先、興味が出てくることがあれば、我を忘れて没頭するかもしれませんが……」と感じているといい、武蔵について「好きだなと思う。リアルでも好きになると思う。愛せるキャラクターです」と役柄への“愛”を明かす。自身との共通点があまりないことから、演じる中で「何でだろう?と考えるといろいろなことが説明がつかない。武蔵がどう思うのか?と考え、学ぶことも多い」という。

 高畑さんとの共演は「高畑さんは面白いです。魅力的なお芝居をされる方。一緒にお芝居をしていて楽しい。自由自在で面白く返してくれるんです」と喜び、「撮影ではみんなが明るくしようとしていないのに、明るくなる。自然に現場が盛り上がる」と存分に楽しんでいる様子だ。

 ◇世間のイメージとのギャップに…

 坂口さんは“月9”ドラマに出演するなど若手俳優として注目されている現状について「街を歩けないんじゃない?などと言われるけれど、僕は変わっていなくて、やることも変わっていない」と明かす。注目される中で、世間のイメージとのギャップを感じているようで「僕じゃない坂口健太郎のイメージがあると感じている。イメージの坂口君はいい人。イメージが大きくなって、それがリアルだと思われる。そんなにいい人じゃないよ……と思います。全然面白くない(人だ)とも思う」と自虐的に語りつつ「今はそういう時期なのだと思う。ラッキーだなと思っている」と現状を受け止めているようだ。

 初出演の朝ドラについて「特別なもの。(1回)15分の中に幸せを感じていただける。幸せな作品になると思う」と話す坂口さん。丸メガネもキュートな塩顔に、毎朝幸せな気分にさせられる女性も多いはず。既に人気は確立しているが、朝ドラでファン層を広げ、大ブレークするのは必至だろう。「とと姉ちゃん」はNHK総合で月~土曜午前8時ほかで放送。全156回を予定。

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