テレビ朝日:シニア向けドラマ枠新設へ 第1弾に倉本聰

テレビ朝日が来春新設するシニア向けドラマ枠の第1弾「やすらぎの郷」に主演する石坂浩二さん
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テレビ朝日が来春新設するシニア向けドラマ枠の第1弾「やすらぎの郷」に主演する石坂浩二さん

 テレビ朝日に来春から、中高年向けの新しいドラマ枠が新設される。第1弾は、ドラマ「北の国から」などで知られる倉本聰さんのドラマ「やすらぎの郷」で、主演を石坂浩二さんが務める。倉本さんは「ゴールデンタイムと呼ばれるものが、多くの若者たちのためにあるのなら、年配者や大人たちが安心して見やすい時間帯に、シルバータイムともいうべきドラマ枠があってしかるべきではないのか。そんな思いから、構想を立てました」と新ドラマ枠の狙いを語っている。

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 「やすらぎの郷」は、全盛期の映画やテレビ界を支えた俳優、作家、ミュージシャン、アーティストたちが集う老人ホームを舞台に、かつての大スター集団が繰り広げる人間喜劇。スター役の出演者には、浅丘ルリ子さん、有馬稲子さん、加賀まりこさん、五月みどりさん、野際陽子さん、八千草薫さん、藤竜也さん、ミッキー・カーチスさん、山本圭らが名を連ねている。作品について倉本さんは「暗い話には絶対にしたくない。明るいこと。しみじみとしていること。悲しいこと。そして、あくまで笑えること。そんなドラマを創りたいと思います」と話している。

 また、石坂さんは「初めてのカラーテレビ、初めてのVTR。テレビの歴史の色んな“初めて”に参加してきましたが、こうやってまたテレビ朝日の初めての挑戦に参加できることが本当にうれしいですね。いただいた脚本からは、倉本先生が今までどんな気持ちで仕事に向き合って来られたか。本当に良く感じることができます。そんな大切な思いを壊すことのないよう大切に演じて行きたい」と話し、同世代の役者との共演に「懐かしいとかそういうことだけでなく、お互いに芝居ができる幸せを感じられたらいいなと思っています」とコメントしている。

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