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2月5日(木)放送分
俳優の上川隆也さんが7日、東京都内で行われた連続ドラマ「沈まぬ太陽」(WOWOW)の第2部先行試写会に登場。主人公・恩地元を演じた上川さんは、役柄について「上川隆也との高低差や隔たりを感じずに行き来していた」と自然体で演じていたことを明かし、「今こうやって撮影を終えてもあまり変化が感じられない。それが、これまでの演じてきた作品と大きく違うところですね」と役とのシンクロを語った。
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「沈まぬ太陽」は、「白い巨塔」「華麗なる一族」などで知られる山崎豊子さんの小説を初めてテレビドラマ化。日本の航空会社「国民航空」を舞台に、未曽有の航空機墜落事故という悲劇の裏で信念を貫き、巨大組織で生きる者たちの姿を描いており、上川さんは、同社の労働組合委員長に就任して経営陣と対立したことで海外のへき地に左遷される主人公・恩地元を演じている。
役作りについて、「いつもはキャラクターの癖やこだわりを考えて、なんらかを現場に持ち込む」という上川さんだが、今回は「何もしないでいようと思った。ただ日々、目の前にあるお芝居を、目の前にいる役者さんとしていこうと思って。特別ではない撮影の日々だった」といい、「クランクアップでお花をいただいたときも、やり終えた実感が湧かなかった」と不思議な心境を語った。
この日は、水谷俊之監督と青木泰憲プロデューサーも出席。これまで同局の連ドラ「震度0」「レディ・ジョーカー」など5回にわたって上川さんとタッグを組んでいる2人だが、水谷監督は今作を振り返り、「上川さんは一口に言って完璧な俳優、巧みに役を演じきる俳優という印象だったが、今回は、演じるというよりは恩地元そのものだった」とコメント。青木プロデューサーも「上川さんが役を演じると、正義感の強さ、実直さがとても強く出る。芝居以上に、そういう“持っている”ものがすごいと思った」としみじみ語っていた。
第2部(第9~20話)は、空の安全を軽視した国民航空が大型旅客機の墜落事故を引き起こすところから幕を開ける。日本政府は国民航空の立て直しのため、関西紡績の国見(長塚京三さん)にトップ就任を要請。会長に就いた国見は徹底した空の安全を実現するため「会長室」を設置し、恩地(上川さん)を部長として呼び寄せる。社内にはびこる不正の数々を調査し始めた恩地の前に立ちはだかったのは、かつての同志で、常務にまで上り詰めた行天(渡部篤郎さん)だった……というストーリー。10日から毎週日曜午後10時に放送。
約半年間にわたった撮影を振り返った上川さんは「アフリカのタンザニアロケで、酔っ払って水たまりに顔を突っ込むシーンがあったんですが、現場に行ったら、大きな穴が掘られていて、そこに満々と濁った水がたたえられていた。日本で5種類のワクチンを打って、現地では『生水は絶対飲まないでください』と言われたので不安でしたが、思いきり突っ込んだら現地スタッフが拍手喝采。でも内心、『俺、大丈夫かな』と思っていました」と苦笑いしながら、裏話を明かした。
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