俳優の生田斗真さんの主演映画「秘密 THE TOP SECRET」(大友啓史監督)が6日に公開される。映画は清水玲子さんのミステリーマンガが原作で、警察庁内のMRI捜査組織「科学警察研究所法医第9研究室」(通称・第9)を舞台に、人間の脳から「過去の記憶を映像化」できるMRIスキャナーを駆使して迷宮入りとなった猟奇事件を追う捜査員たちの姿を描く。生田さんが天才的な頭脳を持つ第9の室長・薪剛を演じているほか、キャストには岡田将生さん、松坂桃李さん、栗山千明さん、大森南朋さん、吉川晃司さんら豪華な顔ぶれがそろっている。
ウナギノボリ
解説:新たな“最高峰”を目指したガンプラ 45周年のこだわりとは
死んだ人間の脳をスキャンして生前の記憶を映像化するMRIスキャナーを使用して犯罪捜査を行う警察庁のエリート集団、科学警察研究所法医第9研究室。室長の薪剛(生田さん)の指揮で、新人捜査官の青木一行(岡田さん)らは死刑囚の露口(椎名桔平さん)の脳を見て、行方不明となっていた男の娘・絹子(織田梨沙さん)を捜す。しかし、映し出された記憶の映像には、絹子が刃物を振り上げる姿が映し出され……というストーリー。
もし人間の脳をスキャンして、記憶を“正確に”映像化できるのであれば、犯罪捜査は飛躍的に促進するのだろうが、残念ながら記憶は当人の主観や願望や恐怖といった感情の影響を多かれ少なかれ受けてしまう。さらに当然ながら脳の記憶をのぞき込むということは、その人の“すべて”を暴いてしまうことにもつながるので、映画を見ながら実際にこういった技術が確立されたら……と想像して寒気を覚えてしまった。難しいテーマを扱い、さらに複数の事件が複雑に絡み合うため、少し関連性が分かりにくい部分もあるが、豪華な俳優陣の緊迫感あふれる演技に引きつけられ、一瞬たりとも目が離せない。絹子役の織田さんが新人とは思えないすごみを感じさせれば、貝沼役の吉川さんも出番こそ少なめだが圧倒的な存在感で物語に深みを与えている。
脳にこだわった映画らしく映像も美しく、特に記憶をのぞくシーンでは脳内に入り込んでいくような映像の独創性が圧巻で、本当にのぞき込んでいる感覚になり驚かされた。6日から新宿ピカデリー(東京都新宿区)ほか全国で公開。(遠藤政樹/フリーライター)
<プロフィル>
えんどう・まさき=アニメやマンガ、音楽にゲームなど、ジャンルを問わず活動するフリーの編集者・ライター。イラストレーターやフォトショップはもちろん、インタビュー、撮影もオーケーと、どこへでも行き、なんでもこなす、吉川晃司さんをこよなく愛する自称“業界の便利屋”。
昨年、公開を延期していた天海祐希さん主演の映画「劇場版『緊急取調室 THE FINAL』」が、新たなキャストの石丸幹二さんを迎え、再始動することが分かった。当初の公開日だった昨年…
特撮ドラマ「仮面ライダーガッチャード」(テレビ朝日系、日曜午前9時)の夏映画のタイトルが、「仮面ライダーガッチャード ザ・フューチャー・デイブレイク」(7月26日公開)に決まった…
俳優の大泉洋さんが6月14日、東京都内で行われた、主演映画「ディア・ファミリー」(月川翔監督)の初日舞台あいさつに登場した。締めのあいさつで「大泉洋は嫌いでも、『ディア・ファミリ…
WOWOWは、7月に特集「サメ映画万博2024 ~ドドンと49連発!あなたは余裕シャークシャーク?~」と題してサメが登場する映画49(シャーク)作を放送・配信する。これに合わせて…
俳優の山崎賢人さんが6月13日、東京都内で行われた主演映画「キングダム 大将軍の帰還」(佐藤信介監督、7月12日公開)ワールドプレミアの舞台あいさつに登場。山崎さんは「やっと皆さ…