女優の広末涼子さんが24日、テレビ東京新本社(東京都港区)で行われた同局のスペシャルドラマ「テレビ東京 六本木3丁目移転プロジェクト ドラマスペシヤル 湊かなえサスペンス『望郷』」の制作発表記者会見に出席。広島県尾道市の因島で同ドラマの撮影は行われ、当時を振り返った広末さんは「とても天気に振り回された現場だった。1日目は台風で撮影ができなかったり、滞在期間が短いので撮影がハードになったり、最終日はかんかん照りでジリジリ首の後ろが焼ける音がしそうなくらい暑い日になったり……」と苦労を明かしつつ、「短い間でいろいろな顔の因島を見せてもらった」と感想を語った。
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また、撮影で現地のエキストラと話をしたという広末さんは、「ただ(因島で)このオンエアがあるかどうか、『この日に見てね』って言ったけど。そうかテレビ東京さんかって。因島がこんなに出ているのに、因島でオンエアしないことってないよねて思って伝えましたけど……。どうなんでしょう?」と不安を吐露。司会から「現地の放送局が番組を買ってくれれば」という回答があると、「絶対島の皆さんに見てもらいたい」とアピールした。
ドラマは、瀬戸内海に浮かぶある島で生まれ育った人々の人間模様を描いた湊かなえさんの同名ミステリー短編集が原作で、今回は同作の中から「みかんの花」「海の星」「雲の糸」の3編をオムニバスドラマ化。主演は「みかんの花」が広末さん、「海の星」が伊藤淳史さん、「雲の糸」は濱田岳さんが務める。28日午後9時放送。
会見には、伊藤さん、湊さんも出席。因島出身の湊さんは実際に撮影を見学したといい、「がっかりされてないかとか、何か大変な思いをされていないかとか不安だったけど、ロケを見させてもらっているうちに、『いいところでしょ』と自慢したくなる気分になった。それは、演じてくださっている広末さんとかが“そこの人”という空気を醸し出されていたからだと思う。本当に因島っていいところだなって、演技を見せてもらって再発見した」と振り返った。
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