女優の忽那汐里さんが出演している映画「キセキ-あの日のソビト-」(兼重淳監督)が全国で公開している。4人組ボーカルグループ「GReeeeN」のヒットソング「キセキ」の誕生にまつわるエピソードを題材にしたストーリーで、GReeeeNのリーダー・HIDEさんをモデルにしたヒデの恋人・理香役を演じる忽那さんに、休日の過ごし方、女優業について聞いた。
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運動はあまりしないというが「何かしなきゃ」という思いがあったという忽那さんが、最近始めたというのが「ゴルフ! 最近ちょっとやってますね。こんな格好で言っちゃうといかにもですが(笑い)」と、キュートな「休日のおじさん風」ビンテージファッションに身を包んで語る。
「やっぱりスポーツは好きなんだなと最近気づいた」といい、中でも「(勝敗など)何か結果が出るものって好き。男性の役者さんは草野球のチームとかやっているけれど、女性でチームスポーツをやっているというのはまず聞かない」という理由からゴルフを選んだという。
「都内でできるスポーツっていうと、バッティングセンターとか打ちっ放しとかなので、やってみようかな……」とまだ始めたばかり。「はまればいいけれど。この年でゴルフやっている感じは想像してなかったですけれど、父は喜びます」と父親との将来のコース巡りに期待しているようだ。
多忙な中始めたばかりのゴルフのほか、休日の過ごし方は日によってさまざまだというが、絶対に必ずやることは映画鑑賞だという忽那さん。オフの時間でも女優のスイッチは入ったままのようで、「気づかないところで日常にすごく影響を与えていて、ちょっと片足突っ込んでできる仕事じゃないなって、始めてだいぶたってから気づいた」という。
忽那さんにとっての女優という仕事は?と聞くと、悩みながら「得意とか向いているとかではないです。なるべく向き合いたくない嫌なことを、避けるんじゃなくて、逆にそこを追求していく仕事」とその難しさを説明。だが、「自分は単純に映画が好き。毎回演じたものを(観客に)見てもらって、作品の話を聞ける。やっていることは特別だと思います」と、目を輝かせた。
そんな忽那さんに、10年後の自分を想像してもらうと、「どうしても、仕事に関してになる」と苦笑しつつ、「30歳を過ぎると、極端に演じる役が難しくなってくる。具体的にはないですけれど、ちゃんと自分で何か発信できるものを作っていきたい」と想像を巡らせる。
一方、プライベートでは「結婚していたらいいな、と思いますけれど、具体的に年齢とかは決めていないです。願望がなくはないんですけれど、何歳でと(決めていると)いうことはない」と、こちらは流れに身を任せている様子。年を重ねても、女性が輝き続ける秘訣(ひけつ)は? 「乙女心ですね。見ていると、私のおばあちゃんって、10代のようにチャーミングなんですよ。それがすごい」と身近にいる輝いている女性について語り、「一番大事なのは気持ちかな、と思います」とキュートな笑顔で語った。
<プロフィル>
くつな・しおり。1992年12月22日生まれ、豪シドニー出身。第11回「全日本国民的美少女コンテスト」で審査員特別賞を受賞。2007年に「3年B組金八先生」第8シリーズ(TBS系)で女優デビュー。趣味は写真、ギター、ジャズダンス、ネットボール、特技は水泳。11年は、出演した映画「少女たちの羅針盤」「マイ・バック・ページ」が公開。ドラマ「示談交渉人 ゴタ消し」(読売テレビ)、「名探偵コナン 工藤慎一への挑戦状」(同)ではヒロインを演じ、「見知らぬわが町」(NHK)で主演、大河ドラマ「江~姫たちの戦国~」(NHK)では江の娘・千姫を演じた。高視聴率で話題となった「家政婦のミタ」(日本テレビ)にも長女・結役で出演した。公開中の映画「キセキ-あの日のソビト-」はヒロイン役で出演している。
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