俳優の堺雅人さんと女優の高畑充希さんが年の離れた夫婦を演じる冒険ファンタジー作「DESTINY 鎌倉ものがたり」(山崎貴監督)が9日からTOHOシネマズ日劇(東京都千代田区)ほかで公開される。原作は、西岸良平さんのロングセラーマンガ「鎌倉ものがたり」。西岸さんと山崎監督といえば、2005年に1作目が公開された「ALWAYS 三丁目の夕日」シリーズ(原作は「三丁目の夕日」)だ。今回も山崎監督は得意のVFX(視覚効果)を駆使し、黄泉(よみ)の国と昭和の香り漂う古都・鎌倉の街並みを描き出し、心温まる作品に仕上げている。
あなたにオススメ
「豊臣兄弟!」では池松壮亮が! 大河ドラマ“秀吉俳優”史を振り返る
鎌倉で暮らすミステリー作家、一色正和(堺さん)のもとに嫁いだ亜紀子(高畑さん)は、家政婦キン(中村玉緒さん)に助けられながら、日々、作家の妻としての役割を精いっぱいこなしていた。
ところが亜紀子は突然姿を消す。亜紀子が黄泉の国にいることを知った正和は、愛する妻を連れ戻すために黄泉の国へと向かう……というストーリー。堤真一さん、薬師丸ひろ子さん、安藤サクラさん、鶴田真由さん、三浦友和さんらが出演。宇多田ヒカルさんが主題歌「あなた」を担当している。
序盤は楽しく、中盤はしんみり、そして終盤はハラハラと、いろんな感情が湧き起こる作品だ。鎌倉の路地をひょいと河童が横切ったり、正和と亜紀子があるものを食べて幽体離脱をしかけたり、そうした愉快な雰囲気の物語は、黄泉の国へ旅立つ亜紀子と正和の切ない別れの場面を経て、黄泉の国での冒険的なクライマックスへと突入していく。
魔物の天頭鬼(声:古田新太さん)と正和が対峙(たいじ)する場面では、大いにハラハラさせられる。山崎監督が“超巨大な温泉街”をイメージして作り上げたという黄泉の国はどこか懐かしさを感じさせ、あの世ながらも行ってみたくなった。
正和と亜紀子のほほ笑ましい夫婦愛にも触れておきたい。亜紀子は、一色家にとりついた貧乏神(田中泯さん)に屈託ない笑顔を見せたり、魔物たちの市場で無邪気に買い物したりする。そんな亜紀子に向ける正和のまなざしからは優しさがにじみ出て、ああ、この人は本当に亜紀子が可愛いんだなあと、ほのぼのとさせられた。(りんたいこ/フリーライター)
「週刊少年ジャンプ」(集英社)で連載中の芥見下々(あくたみ・げげ)さんのマンガが原作のアニメ「呪術廻戦」のテレビアニメ第2期「懐玉・玉折」に登場する高専時代の五条悟らをデザインし…
タレントの黒柳徹子さんの著書「窓ぎわのトットちゃん」(講談社)が、「最も多く発行された単⼀著者による自叙伝」として12月14日、ギネス世界記録に認定された。1981年3月6日に刊…
松本潤さん主演のNHK大河ドラマ「どうする家康」(総合、日曜午後8時ほか)の第32回「小牧長久手の激闘」が、8月20日に放送される。家康(松本さん)は秀吉(ムロツヨシさん)側の1…
アイドルグループ「乃木坂46」の元メンバーの松村沙友理さんが、6月9日発売のムック本「じゃらん酒旅BOOK 2022 保存版」(リクルート)の表紙に登場する。
アイドルグループ「乃木坂46」のデビュー10周年記念公式ムック「N46MODE(エヌヨンロクモード) vol.2」(光文社、5月10日発売)の裏表紙が5月5日、公開された。