人気SF映画「スター・ウォーズ」シリーズ最新作「スター・ウォーズ/最後のジェダイ」(ライアン・ジョンソン監督)が15日、ついに世界公開される。公開まで内容がほとんど明かされていないだけに、ファンならずとも期待が高まっている。「最後のジェダイ」とは……?
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「最後のジェダイ」は、新「スター・ウォーズ」3部作の第1作「フォースの覚醒」(2015年)に続く新作。前作「フォースの覚醒」は、「エピソード6/ジェダイの帰還」から約30年後を舞台に、フォースを巡る新しい“家族の愛と喪失の物語”が描かれた。ルーク・スカイウォーカー(マーク・ハミルさん)やハン・ソロ(ハリソン・フォードさん)、レイア(キャリー・フィッシャーさん)といった旧シリーズでおなじみのキャラクターも登場して話題となった。
「フォースの覚醒」は新ヒロインのレイ(デイジー・リドリーさん)が旧3部作の主人公ルークにライトセーバーを渡そうとする場面でラストを迎えた。「最後のジェダイ」はこの場面の直後からスタートする。前作でフォースが覚醒し、その力に戸惑うレイ、祖父であるダース・ベイダーの遺志を継ぎ、父ハン・ソロを殺しフォースの暗黒面に落ちたカイロ・レン(アダム・ドライバーさん)、伝説のジェダイであるルーク。この3人を軸に話は進む。
今作の見どころの一つに「光と闇」「善と悪」の戦いがある。基本的には、レイア将軍率いるレジスタンスと銀河の独裁をもくろむカイロ・レンらファースト・オーダーの対立を描いているが、ときに両者は交錯し、その葛藤も描かれる。レイとカイロ・レンは特殊な形でつながりを持ち、互いに悩みを打ち明けたりもする。一体何が善で何が悪なのか……答えは見る人それぞれで考えてほしい。
今作から登場する強烈な個性を持つ新キャラクターも見どころだ。レジスタンスの幹部を演じた女優のローラ・ダーンさんは、詳細は言えないが、ここぞというところでいい仕事をしてくれる。謎の多いキャラクターのDJを演じるベニチオ・デル・トロさんは、やさぐれた独特の存在感で話にアクセントをつけることに成功している。最も印象的だったのは元ストームトルーパーのフィン(ジョン・ボイエガさん)と行動を共にするレジスタンスのメンテナンス担当ローズを演じた女優のケリー・マリー・トランさんだ。今作が長編映画デビューというが、コミカルな容貌(失礼)ながらフィンと力を合わせて任務を遂行しようとする姿にうっかり感動させられる。予告編で話題となった、ペンギンに似たキュートな動物キャラクター「ポーグ」も人気が出そうだ。
「LOOPER/ルーパー」(12年)などで知られるジョンソン監督は「バランスの人」だと感じた。ひたすらカッコいい宇宙空間での戦闘シーンやアクションシーン、「光と闇」「善と悪」で揺れ動く心の葛藤、継承と絆などのシリアスなシーンの骨太な描写に、時折笑いも起こるようなコミカルな場面がほどよくちりばめられている。大満足の2時間32分。後半で、ある決着がつくが、次作への期待が募るラストシーンで締めくくられていて、早くも9作目となる次作の公開が待ち遠しくなった。(細田尚子/MANTAN)
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