芳根京子:「海月姫」撮了に感涙 「私の心の支えだった」

クランクアップした「海月姫」の出演者たち(C)フジテレビ
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クランクアップした「海月姫」の出演者たち(C)フジテレビ

 女優の芳根京子さん主演のフジテレビ系“月9”ドラマ「海月姫」が16日、クランクアップを迎えた。この日は、新江ノ島水族館(神奈川県藤沢市)で、最終回の鍵となるシーンを撮影。主人公・月海役の芳根さん、女装美男子・蔵之介役の瀬戸康史さん、その弟・修役の工藤阿須加さんに加え、内田理央さん、松井玲奈さん、木南晴夏さん、富山えり子さんといった「尼~ず」メンバーらがそれぞれラストシーンに挑んだ。

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 この日は、運転手・花森役の要潤さん、稲荷役の泉里香さん、佐々木役の安井順平さん、カイ役の賀来賢人さん、ファヨン役の伊藤ゆみさんも撮影に臨み、共演者が次々とクランクアップするたびに、芳根さんは目をうるうるさせ、尼~ずが花束を受け取る場面になると、「嫌だ!まだ終わらないで!」と涙。“尼~ず”らもこらえ切れず、目頭を熱くしながら一人一人とハグを交わした。

 皆を見送った芳根さんは、最後の撮影に臨み、作品は無事“オールアップ”。時計は午前4時を回っていたが、芳根さんは疲れた様子を見せることなく座長としての役目を果たし、石川淳一監督から花束を受け取ると、涙を流した。

 約3カ月の撮影を振り返った芳根さんは、「本当にお疲れ様でした……。もう、本当に楽しくて楽しくて、眠くても、疲れていても、つらいことがあっても、現場に行きたい!と思っていて。本当に私の心の支えでした」と思いを明かし、「3カ月を思い出だけで終わらせないで、ちゃんとステップアップして、明日からは、がに股歩きをやめて、猫背の矯正をちゃんとして、前に進んでいきたいと思います」と語っていた。

 ドラマは東村アキコさんの同名マンガが原作。「男を必要としない人生」を掲げるオタク女子たち「尼~ず」が集う男子禁制の共同アパート「天水館」を舞台に、オシャレにも異性にも無縁で、三度の飯よりクラゲが好きなクラゲオタクの主人公の倉下月海が、恋を知り、新しい自分、新たな生き方を見つける姿を描く。最終回は19日午後9時放送。

 ◇月海役・芳根京子さんのコメント

 本当にお疲れ様でした……(涙)。もう、本当に楽しくて楽しくて、眠くても、疲れていても、つらいことがあっても、現場に行きたい!と思っていて。本当に私の心の支えでした。9話の撮影から(共演者の)皆と離れることが多くなって、それだけでもすごく寂しかったので、明日からどうなっちゃうんだろうなって思います。でも、3カ月を思い出だけで終わらせないで、ちゃんとステップアップして、明日からは、がに股歩きをやめて、猫背の矯正をちゃんとして、前に進んでいきたいと思います。また皆さんとお会いできるように、頑張ります! これからもよろしくお願いします。本当にこのチームが大好きです! 「海月姫」大好きです! ありがとうございました!!!

 ◇鯉淵蔵之介役・瀬戸康史さんのコメント

 3カ月間、本当にお疲れ様でした。終わったんだなという気持ちでとても寂しいです。本当に朝からエネルギーを使うシーンが多かったのですが、スタッフの皆さんがいつも楽しく僕らを迎えてくださるので、そのテンションに助けられました。そして月海! 本当に月海の笑顔に救われていました。そして修! 最高の弟でした。本当にみんなの力で一つ一つのシーンができ上がっていると思います。最終回を見るのが楽しみです。そしてまたこうやってすてきな作品に巡り合えるよう役者として頑張っていきたいと思います。尼~ずの一員でいられて本当にうれしかったです。ありがとうございました。

 ◇鯉淵修役・工藤阿須加さんのコメント

 3カ月間お疲れ様でした。寒い時期からの撮影で、厳しい状況もあったと思います。僕らがこうして楽しく良い雰囲気で現場に来られるのは、スタッフの皆さんのお陰です。そして何より、座長の芳根ちゃん。本当に太陽みたいな存在で、芳根ちゃんがいたからこうして皆が楽しくいられたし、乗り切ってこられたのだと思います。こんな幸せな現場を作ってくれてありがとうございます。今は何より寂しいです。こうして楽しい現場に出合えることが、この先もっとあればいいのですが……あんまりしんみりするのは好きではないので、ここは笑顔で感謝の気持ちを言いたいと思います。僕は修が大好きです! ありがとうございました!

 ◇ジジ様役・木南晴夏さんのコメント

 私も撮影が進むにつれて、どんどん尼~ずに対する愛情が湧き出てきて、最後の方は一視聴者として毎回号泣してしまうくらい放送を楽しみに見ていて、自分の出ているドラマを“本当に良いドラマなんだよ”と周りに勧めることができました。皆すごく仲が良くて和気あいあいとした現場で、本当に「海月姫」というドラマを作るにあたって、すごく良いチームだなと思います。またこの良いチームに参加できるように頑張ります。ありがとうございました。

 ◇ばんばさん役・松井玲奈さんのコメント

 石川監督に途中で“まややとばんばさんは親友だから”って言ってもらってから尼~ずとして、「海月姫」として、こういう方向に行けばいいんだというのがすごく分かった気がして、元々楽しかったのですが、さらに楽しくなりました。私も本当に、撮影から離れて終わってしまうのが寂しく感じています。キャストの皆さん、スタッフの皆さん、そして今日はたくさんのエキストラの方も来ていただいて、こんなににぎやかな感じでクランクアップすることができてとてもうれしいです。本当にありがとうございました。

 ◇まやや役・内田理央さんのコメント

 最初、まやや役をいただいた時は大丈夫かなと不安もあったのですが、体はついてくるもので(笑い)、声も徐々に慣れてきたり、テンションも慣れてきたり。後は何より、皆さんといる時間が、こんなにも楽しい現場はあるのか!っていうくらいに、家族みたいな感じのキャストの皆さんだったので、とにかく、とにかく楽しく終われました。こんなに終わるのが寂しいと思うことはこの先あるのかなと思うくらい、今寂しいです。ありがとうございました。

 ◇千絵子役・富山えり子さんのコメント

 本当に最高の3カ月間でした。この最高の海月姫チームで尼~ずの一員として、千絵子としていられた、この3カ月を心の支えにこれから生きていきます。本当にありがとうございました。

 ◇花森よしお役・要潤さんのコメント

 たまにしか(現場に)来なかったのですが、“おいしい”役回りで、“おいしい”とこ取りでありがとうございました。いつ来ても現場は楽しい雰囲気で、花森という役はずっといつまでも演じられる役で、勉強になりました。ありがとうございました。

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