今年で10回目を迎える「沖縄国際映画祭」の概要が20日、発表され、4月19~22日の開催期間や主要ラインアップが発表された。会見には、特別招待作品「洗骨」を手掛けたお笑いコンビ「ガレッジセール」のゴリさんこと照屋年之監督ら、映画祭の出演者が登場し、各作品やイベントの意気込みを語った。
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沖縄国際映画祭は、映画、音楽、ファッション、お笑いなど各種エンターテインメントを融合させたイベント。2009年から開催されている。「Laugh&Peace」のコンセプトに沿った映画が上映されるのが特徴。今年は「島ぜんぶでおーきな祭 第10回沖縄国際映画祭」として、那覇市、北中城村などで開催される。
「洗骨」のほか、俳優の井浦新さん主演の映画「ニワトリ★スター」を特別上映作品として上映する。またテレビ局と吉本興業がタッグを組んで映画を作る企画「TV DIRECTOR'S MOVIE」の一環で連続ドラマも放送中の「劇場版ドルメンX」を上映する。
ほかにお笑いコンビ「ピース」の又吉直樹さんの舞台作品の実写化で、佐野勇斗さんと本郷奏多さんがダブル主演する映画「凛」、お笑いコンビ「NON STYLE」石田明さんが脚本を手がけ、相方の井上裕介さんが主演する「耳を腐らせるほどの愛」、宮川大輔さんが主演する「サクらんぼの恋」、鉄拳さんのパラパラマンガの実写映画「家族のはなし」、お笑いコンビ「ガンバレルーヤ」のよしこさんの初主演映画「Bの戦場」、お笑いコンビ「シソンヌ」のじろうさんが脚本を手掛ける「美人が結婚してみたら」などを上映する予定。
また日本全国の地域活性化を目指す企画「地域発信型映画」では、お笑いコンビ「ブラックマヨネーズ」の小杉竜一さんが出演する「空からの花火」などが上映される。
会見は、ガレッジセールと、フリーアナウンサーの木佐彩子さんが司会を務めた。各作品の出演者らのほか、同映画祭のスポーツイベントに出席する長野五輪スピードスケート女子500メートル銅メダリストの岡崎朋美さん、エンディングライブに出演する歌手の島袋寛子さん、沖縄県出身の4人組バンド「かりゆし58」の前川真悟さんらも出席した。
節目となる10回目の開催について、ゴリさんは「1回目で社員が過酷でやせこけたので、社長が『10年続けたい』と言った時には『もうやめてくれ』と思っていた」と振り返ったが、今は「沖縄の季節の祭りの一つになっている」とにっこり。実行委員長を務める吉本興業の大崎洋社長は「10年赤字ですが、少しずつ減っている。100年たてば黒字になる」とジョークを飛ばした。
今回、同映画祭に初参加する井浦さんは「初めての参加なので楽しみにしてます。本当に光栄です」といい、芸人たちとの絡みについても「ぜひ、勉強させていただければ!」と笑った。「凛」でダブル主演する佐野さんと本郷さんは動画メッセージを寄せ、佐野さんは「とても面白くてすごく演じるのが楽しいです。僕としては挑戦的な役となっている」、本郷さんは「読んでみたらすごくひき込まれる内容で面白い作品なので、楽しみにしていてください」と作品をアピールしていた。
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